日々雑感
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2002年01月01日(火) 元旦の風景

低い地響きのような音で目が覚める。窓もビリビリ震えている。何かと思ったら雷だ。ひっきりなしに稲妻が光り、ほぼ同時にすごい音がする。起き出して窓の外を見ると、強い風と共に雨が降っている。あまりにもひどいので「どこかに落ちるんじゃないか」と話していたら、案の定落雷して在来線が止まったらしい。30日の吹雪による大停電といい、今回の雷といい、自然の力に翻弄されっ放しだ。昼前には何とかおさまって晴れ間ものぞく。

午後からBSで宝塚「ベルサイユのばら2001」を見る。年末から泊まりにきている高2の従姉妹は、修学旅行で公演を観てからというもの、すっかり宝塚にはまったらしい(修学旅行で宝塚を観るというのは女子高ならではだろうか)。従姉妹につきあってぼんやりと眺めていたのだが、だんだん引き込まれ、最後のほうはもう釘付け。男役のトップは画面を通してもオーラが伝わってきて、大階段に現れたとたん「おぉ〜」と声が出てしまう。気がつけばあっという間に3時間、グランドフィナーレを見終わったあとは「愛〜、愛〜、あーいー♪」というベルばらのテーマが頭から離れず、「愛ってすばらしい」と余韻にひたる始末。おそるべし、宝塚。

夜には雪かきをする。雨で溶けかけた状態で固まったため、雪というよりは氷になっている。スコップでガンガン削らないとどうしようもない。いつもの雪かきよりも重労働だが、従姉妹と二人して玄関前などに一生懸命道をつくる。「きれいにできたね」と充実感をおぼえつつ家の中に入ると「まだダメ。やり直し。」

元旦はいつもこんな感じだ。初詣などもほとんど行かない。何ということもない一日の中で唯一「お正月」だったのは、既に就職している弟が従姉妹にお年玉をあげたことか。自分がお年玉をあげられるようになるのはいつの日かと思いつつ、元旦も終わる。


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