日々雑感
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2002年01月02日(水) こんな雪の夜

また停電。風が強いわけでも雷が鳴っているわけでもないのに、いきなり電気が消えてストーブもテレビも止まる。ブレーカーは問題なし。何事かと思っていたら、市の広報による放送が聞こえてきた。「ただいま、〜地区の一部で停電、復旧作業をしております。」どうやら、その「一部」に入っていたらしい。

今回は、30分ほどで復旧する。お昼頃に近くのラーメン屋の前を通りかかると、電力会社の作業車が何台も止まっている。復旧作業を終えて昼ご飯か。年末の吹雪による大停電、昨日の落雷、そして今日の停電と、電力会社の人たちにとってはとんでもない年末年始だ。「復旧、遅すぎるよね」「ちゃんと作業してるのかね」などと無責任に言っていたが、さんざん働いたあげくに正月の昼からラーメンかと思い、少ししんみりする。この先何も起こらず、ゆっくりと残りのお正月休みを過ごせるとよいのだが。

夕方からは雪。雪面に吸い込まれるように、音もなく降ってくる。こんな降り方をするときはよく積もるのだ。ときおり、積もったばかりの雪が風に吹かれて雪面の上をわたる音がする。近くをうろついている野良猫がやってきて、しばらく車の上に乗って寝ていたが、やがてまた雪の中に消えていった。

夜になっても雪はやまず、風も強くなってきた。弟は明日旅行に出発ということで、空港までの道が雪に埋まらないか、飛行機は無事に飛ぶか、心配している。電力会社の人たちも「何も起こりませんように」と祈りつつ、外の様子をうかがっているだろうか。あの猫はどこで寝ているだろう。こんな雪の夜。


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