日々雑感
DiaryINDEXbacknext


2002年01月21日(月) てるてるぼうず

午後は大荒れ。あまりにも雨風が強くて、部屋が揺れた。

ちょうど雨があがった頃に外へ出る。ぬるい空気。1月というよりも、梅雨時のちょっと寒い日のようだ。いろんなものが道路に転がっている。洗濯機のふた、ポスター、葉っぱ、自転車も倒れている。どこもかしこも雨のあと。

途中、薬屋の軒先に、てるてるぼうずが二体ぶらさがっているのを見る。なぜか首にはアメリカやイタリアの小さな国旗。「てるてるぼうずって、やっぱり照る照る坊主なのか」と思いつつ駅へ向かう。

新宿で友人と待ち合わせ。色紙とカードを買いに東急ハンズへ行く。月曜日のせいか、大荒れのあとのせいか、いつもより人は少ない。レジもすいすい進む。すばやく用事をすませて、夕食。サラダやピザやパスタなど食べる。食後のカプチーノがおいしい。

帰宅後、「てるてるぼうず」について調べてみる。やはり「照る照る坊主」、あるいは「てりてりぼうず」。晴れることを祈って軒先につるすのはわかるが「晴れたら目を書き入れたり、神酒をかけたりして川に流す」というのは知らなかった。ダルマといい、「目を入れる」ことには特別な意味があるのだろう。

小さい頃からてるてるぼうずを作ったことは何度もあるけれど、晴れても軒先から下ろしてそのままだった気がする(顔もはじめからかいていたかもしれない)。すいぶん扱いがぞんざいだったなと、何体ものてるてるぼうずを思い出す。本来は呪術的な意味合いが強かったのだろうに、アメリカやイタリアの国旗を首に巻いた二体のてるてるぼうずは、あのあと、ちゃんと目を入れてもらっただろうか。


ブリラン |MAILHomePage