積もったばかりの雪の上に、新しく足跡をつけながら近所のスーパーまで歩く。レジのところで、知り合いとばったり。ご近所だったのかと、互いにじゃがいもの袋と束になった人参とを手にしながら立ち話をする。小さな街なので「ばったり」の確率はとても高い。悪いことはできないとも言う。雪の夜の匂いが好きだ。氷点下の寒さもまたよし。