昨日、だんなさんと手分けして、汗まみれになりながら一週間分のお掃除。やっと終わって(それでもまだ汚いのだけど)ほっと一息ついて梅ジュースを飲んでいるときに、ふと「あ、家事の苦労をわかるようになってよかったな」と思った。 私は炊事洗濯がむしろ苦手なほうだし、やっているときも楽しんでいるとはいえないのだけど、毎日やるべき家事があり、それを(不得意ながらも)なんとかこなし、家事育児のわずかな空き時間で好きな読書などをしていることが幸せだなあと思った。
会社の同僚(男性)が、ビジネススクールでMBAとるために忙しい、という話を聞いているときも「でもあんた家事一切やってないじゃん」と、心のどこかで思っている。 家事も洗濯も、犬の世話も、全部お母さんじゃん、と意地悪な気持ちで見てしまう自分がいる。 家事や自治会といった面倒なことは何もなしに、マーケティングについて語るのは、どこか「魚は切り身で泳いでいる」というのと似ているような気がする。これって彼に対する嫉妬なのかしら? むしろ普段は若くてはつらつとした彼の存在が、職場にはありがたいと思ってるのだけど。
家では泥臭い家事にまみれながらも楽しみ、外では聡明で美しく、涼しげ。 そんな人を何人か知っているが、そうなりたいと心から思う。
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