DOTFAMILYの平和な日々
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2011年03月23日(水) |
可愛い息子に死ねというのか!: パート3 |
アメリカに国民保険は無い。メディケアとかメディカルとかいう高齢者向きの保険はある。低所得者のための保険もあるのだが、ナントこれがカリフォルニアには無い!では、カリフォルニアの貧乏人はどうするのか?病気になっても病院には行けないので自力で治すしかない。持病がある人は・・・死ぬしかありませんな。
会社を辞めた人、あるいはクビになった人が入れる短期保険がある。これがCOBRAである。連邦政府が援助しているのが1年、カリフォルニア州が援助しているのが半年。その間に次の会社を探せ、ということである。普通の人であれば、これは安い、1ヵ月5千円ほどである。が、私営の保険会社であっても普通の人ならば1ヵ月1万円ほどで保険に入ることができる。低収入の人や長期無職の人にはキツイかもしれないが、払えない金額ではない。問題は持病がある人である。持病があると保険金がど〜んと高くなる。愚息の場合はCOBRAが1ヵ月10万円ほど。私営の会社は入れてくれない。
さて、持病がある人専用の健康保険というものもある。連邦政府がやっているのとカリフォルニア州がやっているのと2種類。連邦政府がやっているのは保険料が1ヵ月2万円ほどと安いのだが、その保険に入るためには6ヶ月間以上無保険でいなくてはならない。持病がある人が6ヶ月間保険なしでやっていけるか?持病っつうたって肩こりとか腰痛とかじゃないんだぞ!これは保険無しでやってた人が発病した場合に入れてもらえるのであろう。
次に、カリフォルニア州がやっている健康保険。この保険料は1ヵ月3万円ほど。なんとかここに入り込むしかない。で、この保険に入るには、私営の保険会社から断られた手紙、COBRAの保険料金表、収入証明書、出生証明書等、様々な書類を揃えてから申し込まなくてはならない。私が片っ端から保険会社に電話をかけたのは、この「お断り」の手紙を集めるためだったのだ。
必要な書類を揃えてからカリフォルニア州がやっている健康保険に申請した時には、年が明けて2011年になっていた。スタートが遅いとこういうことになる!
で、受け取ったお返事・・・
あなたにはこの保険に入る資格がありますが、現在COBRAに入っているために、COBRAが切れてからウェイティング・リストに入れます。
COBRA、高くて入れないんだってば!
次はCOBRAに入っていないという証明書を取り寄せなくてはならない。そうこうしている内に、愚息の健康保険は切れてしまった・・・
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