DOTFAMILYの平和な日々
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2011年04月22日(金) Songs for Japan

ダンナが“Songs for Japan”というCDを買ってきた。

売り上げが東日本大震災支援に寄付されるそうである。この「売り上げ」というのは具体的に何を指すのであろう?売り上げとは売って入ってきた金額から材料費と経費を差し引いたものだろう、とは思うのだが、材料費はともかく、「経費」というヤツが怪しい。

このCDは既に録音されているものをミュージシャンに了解を取って再録したものであるから、ミュージシャンには一銭も入らない。ミュージシャンにとっては完全にチャリティである。じゃ、このCD作成を計画した人や実行した人は無償で働いたのだろうか?CDを作成する材料費はどうなっているのだろう?CDを売っている店まで運ぶ運賃は?


先日、Multeepurposeという会社が作っている東日本震災支援Tシャツを買った。このTシャツは売り上げが100%寄付されるのだが、Tシャツを作っている人達は、自分の休日に無償で働いているそうである。材料費はオーナー持ち。要するにTシャツを売って入った金額は全て寄付・・・実に分かりやすい。

昨日「がんばれ」という言葉に抵抗があると日記に書いたが、「テキスト庵」で「がんばろう」は良いというコメントを頂いた。「がんばろう」という言葉に何故自分が気付かなかったのかとはっとした。確かに「がんばろう」は良いのだ。「がんばろう」というのは押し付けがましいところがない。偉そうな響きがない。

つまり・・・ごちゃごちゃと細かい事を、とおっしゃる方おいらっしゃるだろうが、「売り上げを寄付する」の「売り上げ」に拘るのは「がんばろう」になっているかどうかが気になるからなのだ。

従業員が休日を返上して震災支援用のTシャツを作り、オーナーが材料費を負担し、「震災支援のためです。買ってください。」というのは「がんばろう」である。やってる本人が頑張りながら、皆さんもご一緒に!と呼びかけている。これなら共感できる。

Songs for JapanというCDには共感できないと言っているわけではない。全額ではなくてもほとんどは寄付されるのであろうし、私のように細かいことをぐだぐだと言う連中のことはほっておいて、たとえ1枚の売り上げからの寄付が多少少なくても数売りゃ溜まる方式だから、これもありだろう。

まぁね、寄付なんて寄付する理由がなんであれ、金が集まって、困っている人達の役に立てば、それで良いのだよ。


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