DOTFAMILYの平和な日々
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という訳で、先週の木曜日に蛇女の写真とパスポート申請書を持ってダウンタウンにある日本領事館へ行き、本日新しいパスポートを取りに再び領事館へ行ってきた。日本領事館へ行ったのは今年になって3回目である。その前に行ったのは、やはりパスポート更新のためだから10年前である。10年といえば、バブルは既にはじけていたはずだが、それでも結構待たされたという記憶がある。が、今年は全く待たされなかった。窓口は二つしか開いていないのに、待合席は空っぽ。私と同じようにパスポート申請に来たらしい人が、申請書が置いてあるテーブルで書き込んでいるだけ。
ご自由にお取り下さい風のカウンターの上に、小学校の教科書やその他のパンフレットが置いてあった・・・余ったのかよ、教科書・・・日本人減ったからなぁ、などと思いながら見ていると、その中に「海外安全虎の巻」というのがあった。というか、それがこのパンフレットがカウンターのほとんどを占めていた。ど〜んと積んであるので一冊貰ってきた。
家に帰って見てみる。裏表紙に2008年3月第6版と書いてある。え〜っ、8年前のなの?領事館が倉庫の掃除でもしたのであろうか?それとも、日本の外務省が、第7版を発行したので、古いのはいらないからとロスアンジェルス日本領事館へ送ってきたのだろうか?
内容はと言えば、特に目新しいことは書いてない。全て常識である。が、これは私が海外に住んでいるから常識と言えることであって、初めて海外へ出る人には非常に役に立つのではないかと思った。今でこそ「こんなの常識じゃないか。」と思うが、その常識は長年海外で暮らして、人から聞いたり実際に経験したりして身につけた常識である。この常識を得るまでには嫌な思いも何度もしている。(幸い危ない経験は無いが。)今時、海外に旅行したことがない人というのは、そういうことに興味がない人で、今後も海外旅行をすることはないと思うが、それでも誰にでも始めての経験ということはある。海外に出るまえにこういうパンフレットを読む。あるいは、バックの中に入れて置いて飛行機の中で読む、というのは結構大切な事ではないだろうか?
私が始めてパスポートを取って海外に出たのは1982年。バブルの真っ最中で、新婚旅行は海外が当たり前だった時代である。大学時代の友人で海外に行ったことがなかったのは私くらいであった。その時、こんなパンフレットは貰わなかった。海外安全に関する情報は何もなかった。いや、そりゃあったけど・・・外務省によるご注意は何もなかった。パスポートを取る人達全員に、そういうの教えてくれたら良かったのに。
ところで、この「海外安全虎の巻」、一体どこで配っているのだろう?
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