郊外のとあるアウトレットモール。大型連休中とあって、けっこうな人出だ。特にフードコートは、午後二時を過ぎてもひどい混みよう。連れと役割分担して、席取りと注文に分かれる。
注文のレジには長蛇の列。待つ。ひたすら待つ。しばらくして順番がくる。練りぬいたオーダーを披露する。 「オムレツカレーと石焼きビビンパください」 すると「�癸械機廚箸いΕ櫂吋奪肇戰襪鯏呂気譴襦�再び待つ。ジリジリと待つ。十分ほどして、ポケベルがブルブルする。耳に近づけると、「♪ミッキマウス、ミッキマウス、ミッキミッキマーウス〜」のメロディ。喜び勇んで受け取りカウンターへ。
カウンターには石焼きビビンパがズラリと並んでいる。が、どれも冷め切っている様子。石焼きあれど、店員はいず……。やっと現れた店員のお姉さんに「�癸械機廚琉�籠をかざす。彼女はトレーの上の伝票と照合する。 「こちらですね」 指差されたのは、「最も石焼きでない」石焼きビビンパ。でも混んでるから仕方ない。そう思って今度はオムレツカレーを待つ。イライラと待つ。ポケベルは断続的に鳴り続けている。それでも店員は雲隠れのまま。ポケベルを持った客がカウンター周辺に群がりだす。 時折通る店員の逃げ足は速い。「�癸械機廚判颪�れた部分を見えるように持ってみたりするが、効果は薄い。
やっと隣のカウンターにオムレツカレーが出てくる。お姉さんがこっちを見る。ええーいこれが目に入らぬか。 「さんじゅうご、ですけど」 どうやら違うらしい。さすがに遅すぎる。確認してみよう。 「あの、オムレツカレーをたの……」 「ただいま混雑しておりますので、お待ちください」 語尾にかぶせてくる。 「それと、このポケベルさっきから鳴りまくっているん……」 「ですからお待ちください!」 目が怒っている。声が怒っている。
きっとお姉さんはこう思っているんだろう。 「あんたらが来たせいでアタシはこんなに忙しいのよ」
俺に今、アルコールをくれ。
2004年05月05日(水)
|