「若い人には個性的であれなんていうふうに言わないで、人の気持ちが分かるようになれというべきだというのです。
むしろ、放っておいたって個性的なんだということが大事なのです。みんなと画一化することを気にしなくてもいい。
『あんたと隣の人と間違えるやつ、誰もいないよ』と言ってあげればいい。顔が全然違うのだから、一卵性の双生児や、きんさん、ぎんさんじゃない限り、分かるに決まっている。『自分の個性は何だろう』なんて、何を無駄な心配してるんだよと、若い人に言ってやるべきです。
それより、親の気持ちがわからない、友達の気持ちがわからない、そういうことのほうが、日常的にはより重要な問題です。(中略)その問題を放置したまま個性と言ってみたって、その世の中で個性を発揮して生きることができるのか。
他人のことがわからなくて、生きられるわけがない。社会というのは共通性の上に成り立っている。人がいろんなことをして、自分だけ違うことをして、通るわけがない。当たり前の話です」
2004年05月19日(水)
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