最強の星の真下

2002年11月09日(土) 深夜道端レッスン。

眠り眠って一日が終わる。
・・・本当は仕事行かなきゃいけなかったのだけど。明日一日に賭けましょう。

今週は毎日午前様だった。
でもちょっと面白い事があった。日記を書くとかそんな暇もなく眠りに落ちていたので今頃書く訳だけど。

真夜中帰宅途中に、男の人に駅の乗り継ぎを聞かれた。・・・英語で。まあつまりはナンパなのだ。
日本に5年もいて、家の最寄りが目黒でこの乗り継ぎを知らない訳があるまいよ。いやこのあたりは話していて判った事なのだけど。

律儀に携帯で乗り継ぎを調べて教えたら、飲みに行こーよー飲みに行こーよーと言い出した。・・・この外国人さんは元気だ。
ふざけるな。私は仕事で精神力も体力も摩耗しきっているのだ。そんな余力をどこから振り絞れと?

とも思ったが、相手は英語の人である。終電までまだ間もある。私も寛大な気持ちになった。何故か?勿論「ここはひとつ無料英会話レッスンだ!」の下心からである。
まあ彼の英語は訛りがきついが聞き取れない程ではないし、無礼と言うほど礼儀知らずでもないし。私も得るものがあるのなら、それは決して無駄な時間ではない。うむうむ。
・・・ナンパで英語圏の人間が有利な点その1だ(笑)。

しかし勿論飲みにもお茶にも着いていく気は更々ない。
延々立ち話20分英会話。聞くところによると彼はバングラディシュ人で、日本人の奥さんがいるそうだ。そうか、では彼の英語はバングラディシュ訛り・・・?初めて聞く訛りである。なにしろ英会話スクールにバングラディシュ訛りの先生はいない。

そして英語と日本語交えての家庭の愚痴モードに突入。その人はお姑さんと同居で家に帰っても夕食の準備もされていなくて、猫が5匹(彼日本語で言うところの「5つ」)もいるそうだ。ほほう。
数の数え方ってもしかすると英語圏の人には難しいのかも。
「アレルギー」を英語発音したら分からなかったらしく、日本語発音で「アレルギー」?と聞かれた。ふむ。
どうやら彼はこの単語を日本で学習したと思われる。
朝の8時半から夜の8時まで働いてるよ、と凄い不満げな顔をしていたが、私の労働時間はもっと長い。しかも家から職場までが遠いんだぞ!20時で確実に終わるならいいじゃないか!!・・・世の中下には下があるのである。彼もそのあたりをよく弁えるべきであろう。

あれやこれやを微妙〜に学習してさっさと帰宅したのだが、面白かった。これなら余力を振り絞ってもいいかも。


私は元々よく声を掛けられる方だ。どうしてなのかは分からないが。
ナンパだけでなく色々ある。道を聞かれる、のが特に多い。セールスは殆ど無いが。
でも今回のパターンは珍しかったかも。英語の人でも、ナンパなら日本語で声をかけてくるのが大半だったし。

今度、今まで私を道端で呼び止めた人達の話でも書こうかな〜。


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桂蘭 [MAIL] [深い井戸の底]

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