最強の星の真下

2002年12月29日(日) 年賀状作成講座閉講。

パソコン教室その後。

裏面の印刷までは何とか母自身にやらせることに成功した。
宛名は、微調整が少々面倒なのでついつい私がやってしまったのだが。

しかし母としては、今年も自分の年賀状を娘に作らせようという目論見だった筈なので、かなり不本意な結果と推測される。
ああ、えらい目に遭った・・・という表情である。


数日前。
「年賀状まだ作らないの?」
「・・・忘れてた。まだ年賀葉書も買ってないわ」
「あらまあ、いつも用意周到だからもうさっさと買ってると思ったのに。私余分に買ってないわよ」
「ついこの間までクリスマスカード書きに追われてたから。まあこれから買うからいいわよ」
「で、年賀状はいつ作るの?」←勿論母の分の事を言っている
「・・・暇無いんだけど」
「え〜それだったら業者に頼んじゃえばよかったわ!」

・・・お母様、あなた鬼ですか?
この年末年始休暇は絶対休日出勤しない決意でしゃかりき働いて午前様になっている娘捕まえて、言うことはそれだけですか?

「でも暇無いの」←頑固に言い張る
「・・・じゃあパソコン貸してくれたら自分でやってみてもいいけど・・・?」←単なるデモンストレーション。私がパソコンを貸すわけがないと高をくくっての言葉。単に早くやってよ、の意を篭めた催促である

ふっ。甘いわよ、お母様!暇がないから教える暇もないに違いない、と?
私がそんなデモンストレーションに引っ掛かると思って?!

「あ、そう?じゃあやってみる?」
「・・・でも私パソコンの使い方解らないわよ」←まさか本当にやらせる訳がないと思いつつ怖じ気づいている
「そう?大して難しくないんだけどねえ」

翌日のお昼休み。
即、簡単作成なんとかソフトを購入。・・・帰りはもうお店開いてないし。
帰宅後さっさかパソコンをリビングに移動。
外堀は既に埋まった!さあお母様覚悟して頂戴ね〜。

連日帰宅後夕食を食べながら、母の横でパソコン指導。
教えるだけなら、口さえあれば出来るのだ。


私の教え方はスパルタ式である。
たまに飴を与え、後は鞭の連続。
以前はこれでお金を貰っていたのだ。講師数十人の中で3本指に入る評価も貰っていた。私の教え子で成績が上がらなかったのは、物心つく前の小1の子1人だけ。教えるのなんて朝飯前、昔取った杵柄なのである。


そして年賀状を印刷して速習パソコン教室は終了した。

「パソコン壊しそうだからもうやめておいた方がいいみたいね〜」
「別にこのパソコンは壊れてもいいわよ。修理に出せば済む話だし。壊れて困るパソコンは初めから触らせないから大丈夫」
「でもねえ・・・」
「あ、年賀状作成の仕方を忘れないうちに自分の暑中見舞いの葉書デザインも作っておいてね」

トドメはいつでも忘れません。


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桂蘭 [MAIL] [深い井戸の底]

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