最強の星の真下

2003年02月03日(月) お医者さまと医師。

今日ようやく頭痛対策のため病院に行った。
『頭痛大学』というWEBサイトに頭痛の専門外来をやっているお医者さまのリストが載っていたので、それを参考にして病院を選んだ。
とても良さそうな先生なので、お任せしてみようと思う。



小学校の頃から頭痛とは親しいお友達だ。
今までにも何度か頭痛対策で病院に足を運んだ事がある。

小学校の時は、まあ頭痛の専門分野なんていうものは無かった時代で、「偏頭痛ですね」という診断だった。

今思えば、あれは『偏頭痛』ではなく『緊張性頭痛』だったのだろうと思われるけれど。
昔はそんなに細かい事までは判っていなかったらしい。

でも優しいお医者さまで、「頭痛が始まったらなるべく寝転がるとか、リラックスを心掛けて」とか「お薬は市販のでもいいけど云々」とか色々と親身にアドバイスをしてくれた。
印象的なのは、親に向かって説明するのではなく、子供である私に向かって、解るように説明してくれたことだ。
自分の身体なのだから自分で対応出来るように、という意味だったのだろうか。
今となってはもう、どういう気持ちで子供に説明してくれたのかなんて解らないけれど、良い先生だった。

数年前、嘔吐を伴う頭痛が月に1、2回の頻度で起こるようになった。
暫く我慢していたが軽快しないので、病院に行った。

碌に痛みの性質の聞き取りもせずにCT検査。
挙げ句、「ストレスでしょ。半年ぐらい仕事休めばどーですか?休めるでしょ」(←凄く投げ遣り)
何というか、女なんだし仕事休むのなんて簡単だろう、といわんばかりの口調で言い捨てられた。
実際「休んだからって食べるのに困ることも無いんでしょ」と言われたし。

「以前は偏頭痛だと言われたんですが」
「あ〜?偏頭痛ってのはね、そーいうんじゃないの。それは診断がおかしいんだよ!」(←素人が口出すなという口調)

後から調べたところ、幼少の時と違い、その時の症状は間違いなく『偏頭痛』だったのだが。
更に言えば、もうこの頃には頭痛に関する分野が一応は確立されていた。新薬も出ていたし。
それにその「おかしい診断」とやらをしたのは君のところの教授様だが。
以前と同じ大学病院に行ったのだから。

この医者は診断がおかしい上に態度も最低だった。
昭○医大の神経内科の某医師。
君の応対は忘れないよ。お礼に、君の診療態度をことある毎に言い広めておくよ。


診断が違うのは、仕方のないことだと思う。
人間の身体なんて、機構が解っているのはホンの一部なのだし。

たとえ診断が(今思えば)ちょっと違うかも、というものだったとしても、以前の先生の事は思い出すたびに「良い先生だったなあ」と思う。

でも、この医師については、たとえ診断が間違っていなかったとしても(私は診断が間違っていたと思っているが)もう二度と担当されたくない。
もし万が一次があったとしても、この医師が診ると分かったらその時点で受診しないで帰る気満々。

幼少の頃からお医者さまは身近な存在だった。
だから余計にそう感じるのかもしれないが、医者は、腕の善し悪しよりも、患者の立場を推し量って対応してくれるかどうかの方が私には重要だ。
主治医は絶対に人柄だ。
患者の事を考えてくれるお医者様相手であれば、命に関わる重病の時はセカンドオピニオンを聞くために他で受診する相談も出来るし、転院の相談も出来る。


主治医を信頼できて初めて、私も良い患者になれるのだと思う。
私は自分の身体と精神を、信頼できない医師には任せたくないのだ。
でもそのためには患者側の勉強というのも必要なのであって・・・うむむ。

・・・出来る範囲で、頑張ろう。。。


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桂蘭 [MAIL] [深い井戸の底]

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