WEB!! J.B.Pro.薔薇色の日々
ほしの・しらど



 嬉しいやら、切ないやら

特にひどくなってきた最近の長男のチックが止まらない。

体が動くと言うよりも、「えっ!えっ!」という音声チックがひどい。

一見、「えっ?!」と甲高い声で聞き返されているような音声が繰り返し出る。
一日中だ。

やはり学校でも出るらしく、日毎に大きくなる声にクラスメートも一瞬黙って長男を見るらしい。

今日も友達に「うるさい。『えっ!』言うな」と言われたそうだ。
「で、和馬はなんて言ったん?」
と私が聞くと、
「気にせんといて、って言った」
と長男。
「…それで、和馬は大丈夫なん?いいの?」
と、くどいかな〜と思いながらも聞くと、
「うん、ええ」と言う。

まあ、まかせるしかないか。(苦笑)

昨日、夕方に遊びに来た近所の友達のうち、3年の子が、
「なあ、和馬のおばちゃん、和馬の病気って何なん?」と聞いてきた。
おや?何も言ってないのに、なんで病気だって知ってんのかな?と思いつつ、(一人、同じクラスの新しい友達のママには言った)良い機会だと思い、わかりやすく簡単にチックの事を説明した。
そこにいた数人の子達がじっと聞いている。

あらかた説明すると、その子は
「じゃあ…、でも結局、ぜんぜん遊べるっちゅうコトや!」
と笑って言った。

正直、すごくうれしかった。

「明日も遊ぼうな!」
「またな!」
とみんながいつものように帰って行った。

私は本当にうれしくて仕方なかった。
長男に何度も
「よかったなあ、良いお友達が近所に居てて、なぁ〜。みんな気にせず遊んでくれるねんで〜、かーかん、めちゃ嬉しいわ」
と私が何度も、いつまでも言うから、本人は少し(それがどうした)と言わんばかりの目で見てたけど(苦笑)、親が心配して言い回るより、友達同士で「こいつのコト、気にせんといたって」と言ってもらえるほうがスムーズにわかって貰えるはずだ。

担任にも逐一、連絡帳にチックの状況を書いて見てもらっている。
昨日のそのことを、『本当に有り難いし、嬉しかった』と記したら、
『子供って、素敵な面がありますよね。和馬さんは今日も素敵な笑顔でしたよ。』
みたいな事を返事で書いて下さっていた。
(今、手元にないのでうろ覚えのまま載せましたが…とても丁寧な返事でした/汗笑)

そうそうこの先、理解ある状況ばかりではないと思う。

この先、どんなつらい言葉や態度が長男の胸を傷つけるのだろうか。

でも、信じていたい。

この先もずっと、何らかの形で、長男の良き理解者がそばに居てくれる事を。

たとえ親が見守ってやれない場所で、彼が深く傷ついたとしても、彼に笑顔で接してくれる人が一人でもいてくれる事を。

親にはそれだけが願いで、願うことしかできない。

せめて、二人の息子達の心や体の負担が少なくなりますように、と寝顔を見ながら毎日祈る。

長男のチックも、次男の肌のトラブルも、寝ている時は完治したかのように沈黙している。

あ、夏コミのスペース情報、またアップします。
お待ちください。

夜半から、長男発熱。40度なり。嘔吐続く。



2005年05月31日(火)
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