ラズベリー日記

*ハーボットの「あらち」です。*
**「?」を押すと話しかけてきます。**
***よかったら遊んであげてください。***



2003年08月17日(日) 「義賢最期」「浅妻船」「山帰強桔梗」「近江のお兼」

お友達が一度歌舞伎というものを観たいと言うことから急遽チケットをとった第一部。月に二度も歌舞伎座に足を運ぶなんて私には贅沢!でもうれしい(^^)

「義賢最期」
橋之助さんが演じる義賢の立ち回りがすごい!「うそ!」というくらいのハラハラものの演出。橋之助さんのおっとりした風貌からは想像つかないくらいの激しい役どころと殺陣でした。3枚の襖を組み立ててその上に乗ってパッタリと倒して見せたり(バランスどう取っているんだ?というくらい不安定な足場)、最期、階段に前のめりに倒れるシーン。あれ、絶対怖いよ!どんなに「怪我しません」と保証されていても階段に前のめりに倒れるという行為は誰だって怖い!階段何度も転げている私にはどんなホラー映画よりも怖いシーンだった。だって生で前のめりにくだり階段に倒れるんですよ!その義賢が倒れたところで幕が引かれるんだけど。しばらく心臓バクバクでした。一緒に行ったお友達も「歌舞伎ってこんなにアクロバティックなものなの?」とビックリしていました。いや、今日のこの演目は激しい部類だと思うよ。初めて観るのがこんなに迫力ある舞台で良かった。

舞踊3作品が続く。
舞踊って心得のない者にとってはなかなか難しいものなんだけど…イヤホンガイドなかったら私のような浅はかなものにはアウトだな…
そんな中でも勘九郎さんの「近江のお兼」は比較的わかりやすくてダイナミックでおもしろかったです。前に拝見したご子息の勘太郎さんと女形演じるとすごく似ていて「あぁ、親子だなぁ」としみじみ感じたり。歌舞伎世襲制の素晴らしい点でもありますね。
その一方、顔が出なくて地味だけど難しいとされている馬の見せ場が多いこの舞台。一緒に行ったお友達もビックリな馬の演技でした。
こう考えると歌舞伎って実はアクロバティックな分野だよなぁ。


 <<   INDEX  >>


ちか [MAIL] [ラズベリーピット別館]



My追加 -->