闇鍋雑記帳
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09.11
どんなに辛く苦しい夜を迎えても、次の朝は必ずやってきます。 わたくしもそうでした。 子供と一緒にいられたら、どんなに良かったか。 後悔もしましたが、そんなことをしたら、何をしでかすか分かりません。 自分が怖いのです。
自己に棲む魔物の恐怖に打ち勝つには、無理矢理にでも断ち切るしか無いのです。 悲しいけれど、事実は事実として受け入れて行かなくてはなりません。 そんな朝を、初めて迎えました。
いつも通り時間は動いていきます。 人もいつも通り。 お腹も空くし、お手洗いにも行きたいし、お茶も飲みたいし、何もかもいつも通りなのです。
ただ一つ違うことは、もう、わたくしのお腹の中には赤ちゃんがいないこと。
それだけが違うんです。
赤ちゃんのお焚き上げは、12日の土曜午前に決まりました。 葬儀を行うわけでは無く、斎場に行き、そのまま焼いて貰うのです。 だから、もう二度と会えません。 わたくしは、自分が行くと、赤ちゃんを奪って来かねないのと、プニ坊を一人で置いておくわけには行きませんので、家に残ることになりました。
退院してすぐ、夫にお願いして、以前に2体作ったペネロペのミニ縫いぐるみのうち1体を、一緒に入れて貰えるように頼んで貰いました。 幸い、それはすぐに了承されたので、夫が持って行ってくれました。 一人で黄泉に行くあの子に、何か手作りのものを入れてやりたかったのです。 一緒に荼毘に付してやれば、あちらで遊んでくれる事でしょう。
家に戻って、ふつうの生活をしていますが、やっぱり体が追い付かずに、目眩がしてしまいました。 少し休みたいなと思いながら、寝たり起きたり。 お風呂の準備をしたり、食事を作ったり、洗濯物をしたり。 普段何気なくしている事って、こんなに大変だったのかと思うくらいです。 疲れているはずなのに、全然寝られません。 そんなものなのかもしれません。
夜になると、何だか涙が止めどなく流れてきてしまって、駄目なのです。 夜が怖いんです。 寝るのが怖い。 寝なくてはいけないのに、全然寝られないのです。
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