闇鍋雑記帳
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0912
今日はとうとう、あの子を送り出す日です。 夫が早起きして、斎場に行ってくれました。 暫くして、戻ってきたときには、小さなお骨の箱を持ってきてくれました。
少しだけ骨が残っていたそうです。
灰だけになってしまうかと思っていたのですが、残ってくれていて良かった・・・。 少しだけ親孝行をしてくれたみたいです。
義母は気を遣ってくれて、「人間、産まれてきたことに意味のないことはありません。もしかして、あの子は家の一大事を救うために、身代わりになってくれたのかもしれませんよ。」と言ってくれました。
考えてみれば、あの子が無くなった推定期間が、ちょうど夫が海外出張に行っていた頃です。 過密スケジュールで、首が回らない今月、来週にはまた航海が待っていたのです。 もしかしたら、海外出張の時に飛行機が落ちていたかもしれない。 もしかしたら、今度船に乗っていたら、何かとんでもないトラブルが起こっていたかもしれない。 そう考えると、本当に義母が言ったとおり、彼が身代わりになってくれたのかもしれません。 気持ちの折り合いの付け方かもしれませんが、昔の人はそうやって言ったものよとも言ってくれました。
今のわたくしには、どんな言葉もあまり意味がありませんが、そう考えると、やはり少し楽になる気がします。 でも、まずいことに引きこもりの症状が出始めた気がします。 とにかく、家族以外の誰とも喋りたくないのです。 完全に人払い状態になっているのです。 幸い、夫が航海をキャンセルしてくれたので、来週は子供の送り迎えをお願い出来ることになりました。 その次の週は、5連休ですから、よっぽど人に会うこともありません。 ただ、困るのがプニ坊のピアノだけ。 これだけは、何とかして連れて行かなくてはなりません。 当面の問題はこれだけです。
まだ、わたくしは、これからどうしたらいいのか分かりません。 骨壺に入ってきた愛しい子供を、この腕に抱いてやれなかった子を、今度の5連休には、義父の百箇日と共に、本山に納めに行かなくてはなりません。 まずは、体の回復を図り、自分の心のコントロールをするのが先のようです。
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