月の輪通信 日々の想い
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2003年05月11日(日) バーベキュー大会

毎年恒例のいちご狩り&バーベキュー大会。

今年はいちごの不作と、参加人数の関係でバーベキューオンリーの会になりました。



4人の子ども達のお友達の家族、私の結婚前のお友達、それに主人の学生時代からの友達、
普段ほとんど接点のない人達が年に一度集まって来る。

公共のロッジを一棟借りてのバーベキュー。

子ども達は大人達の酒宴をよそに、ロッジで夜遅くまで、大騒ぎ。

年に一度の無礼講。



普段生活の場の異なるごちゃ混ぜの人たちのなかで、上手に自分の居場所、自分の役割、自
分の楽しみ方を見つける術を身ににつけると言うことは、大人にとっても子どもにとっても大事
なことだ。

自己主張が強すぎても、浮いてしまうし、音なくしてるだけでもつまらない。

自分が楽しむことだけ考えてお手伝いが出来なくても困るし、裏方仕事ばかりで自分の楽しみ
が見つけられなくてもつまらない。

そんなバランス感覚は、何度かごちゃ混ぜ集団の中に身を置いてみて、少しずつ身につけて
いく経験則。

新しい人と出会う緊張感や刺激を「楽しい」と思える力を子ども達にも持ってもらいたいと思う。



「おばちゃん、男の子達、食べてばっかりで手伝ってくれないよ。」

と訴えてくる子がいる。

「うちの子、途中で抜けるから、先に食べさせてやって・・・」

と耳打ちする親がいる。

「はいはい」と返事をしながら、私はほとんどそれに対処しない。

ホスト役としては、失格かもしれないが、そういう問題に誰がどんな風に対処していくのか、そ
れがごちゃ混ぜ集会の面白い所だ。

大人も子どもも、楽しい気分でちょっと気持ちがゆるんだときに、その人の飾らない本来の姿
がちらちらと見え隠れする。



「いろんな子がいるんだな。」

「いろんな子育てがあるんだな。」

「いろんな生き方があるんだな。」

楽しい宴が終わったあとも、考えさせられることは多い。

毎年楽しみにして集まってきてくださる気持ちの良い人たちと、「おばちゃん来年も呼んでな。」
と楽しみにしてくれる子ども達。

準備や片づけのしんどさを補ってあまりある収穫をことしもたくさん頂いたのでした。






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