月の輪通信 日々の想い
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2003年07月23日(水) サマー イン 私市小

子ども達の通う小学校。

昨年から夏休みの前半、先生方がいろいろ工夫を凝らして、子ども達に日頃経験できない遊
びや学習を経験させて下さるサマースクールが開かれている。

子供らは多彩なプログラムの中から、自分の好きなこと、興味のある講座を選んで受講する。

手話やパソコンをパソコンを使った葉書やうちわ作り、テニスやミニゴルフ、お菓子作りに竹細
工など、子供らの興味を引く講座がいっぱいだ。

アユコとゲンも、それぞれいくつかの講座を申し込んだ。



今年は、校長先生からのお声がかりで、父さんが子ども達に陶芸を教える講座を受け持つこと
になった。

3年生から6年生までの子どもらを対象にした「土鈴づくり」

焼成の過程まで短時間で経験させてやりたいと、日頃使わない七輪を使って焼く方法を取るこ
とになった。

前評判がたいそう良かったらしく、20人定員の予定が集まってきたのは80人近く。それも、ギ
ャングエイジの3年生が半分近くを占める大所帯だ。

「大丈夫?」との不安をよそに、「やりましょう!」との校長先生の力強い一言で、全員を受け入
れて、開講することになった。



とりあえず集まってきた子ども達を二組に分け、先に高学年の子らと土鈴の形を作る。

一握りの粘土から、まず土鈴の中の玉を作り、それを新聞紙でくるんで、紙玉を作る。この紙
玉を芯にして、土鈴の形を作り、下半分に切れ目を入れ、ヒモを通す穴を開ける。

作業の工程は比較的簡単なので、3年生の子ども達にも作ることが出来るだろうと考えていた
が、やはり1回に40人近い子達に充分目を届かせるために、たくさんの先生方にお手伝い頂
いた。

途中、ひび割れがひどくて穴のあいてしまったり、仕上げて運ぶ途中にうっかり取り落としてし
まったりというハプニングもあったが、どうやら無事、全員の土鈴が仕上がった。



できあがった作品は天日で1週間十分に乾燥させ、来週、七輪を使って子供らとともに、焼成
する。

「おばちゃん、ごっつう、たのしみやわ。」

ニコニコと満足そうな子ども達。



さてさて、焼き上がりの成功を祈って、

次回(30日)に続く。


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