ボクハウソツキ -偽りとテレコミの日々-
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木曜の夕方、仕事を終えて帰る道でぷりけーがうなる 決して静かではない車内では、マナーモードにしたTK05のうなり音は 聞き取り辛く、あやうく取りそこねるところだ。 ディスプレイに公衆電話、おなじみのユリ38@人妻だ
今話せる?大切な話があるの
別離の予感だ。少なくともよくない話であることは間違いないだろう。
ダンナがまた転勤になるの で、今度は単身でなく私も一緒に行くことになったわ。
ユリ38@人妻のダンナは札幌に単身赴任しているのだが 何ヶ月も経たないうちに仙台に異勤が決まった。 今度は少し広いところを借りることになったのもあり ユリ38@人妻も一緒に暮らすことになったと言う。
金曜の20時過ぎにアポったユリ38@人妻をピックアップし、 食事を済ませた後、少しの間ドライブする。 そして転勤の話を詳しく聞いていて思う。
(キミは本当に一般の女性なんだね) (寂しさを紛らわすために電話して、自分と出会ったんだね)
さすがに家電は最後まで教えてくれなかったものの こんなボクに対しても真摯に対応するキミを見ていると 別れるのが辛くなるじゃないか もっと軽い気持ちでボクを見て欲しい お互いの為にならないだろう?
9月上旬には引っ越さなければいけないのだから 用意も大変で、もう一度逢えるかどうか。
シバと逢えて本当によかった 別れるのは早すぎて、そして辛いけど シバの事は向こうに行っても決して忘れないわ。
夕暮れの湾岸道路には少しだけ秋の匂いがしたようだ。
さようなら優しく微笑んだヒト さようなら少しだけ好きになったヒト
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