『今日の一言』
因幡うたぎ



 現実逃避は蜜の味・・・眠くてしかたがない、春の1日はダラケ・モード

−−−電話待ちの為に、1日家の中に閉じ込められる。どこにも出かけられ無いと気に限って、続きが欲しい!とか思ってしまうマンガを読んでしまったりする。これは、ある意味拷問に近い。…いや、近所に売っている確立は低いのだが、続きが出ているのに買っていなかった本などをついうっかり「現実逃避」で読んでいた我輩は、デビルクエイクなみに魂を揺さぶられて、我慢するのも一苦労であった。−−しかし、やらなければならない事を(それも早急に)ある時に限って、今やらなくてもよい事を無性にやりたくなる…というのは、何故なんだろうか?−−そして、その衝動を抑える事が出来ないのも…何故なのか?−−今日は1日家から出られない事は解っていたので、原稿をやろう!と考えていた。−−それなのに、今現在も、結局ワードすら開いていない状態で、古いシリーズ物のマンガなんかを読破していたりするのだ。−−なにやってるんだ?自分??−−やらなければ。締めきりは待っちゃくれないのだよ。…それは解っているのに、「現実逃避」とは、何と甘味な誘惑であることか。−−毎回、その誘惑に勝てず、後でエライ目に合うとわかっているのに…人は追い詰められなければ、何か行動を起せない生き物なのだろうか?−−−そして、結局、電話こないし。己、●コムめ…とか恨みがましく握りこぶしをの握りながら、明日の会社説明会に思いを馳せる、今日の我輩。(そして、電話を待っている間は寝ぼけられない…と、眠気と戦い続けて、今非常に眠い我輩/←夜更かしの弊害)

■花の季節■
あたたかな日が続いている為、海岸の公園のツツジが花を咲かせたらしい。今の時期なら、「ハナミズキ」のシーズンだな…と父がポツリと呟いた。−−ハナミズキ?小さな白い花らしいが…見れば解るが、すぐには思い出せない花の姿に、我輩食事中にフリーズしてしまった。……しかし、父よ。あなた、そういう趣味は無かった筈では?−−ボンサイだのやっているご老人がたとお知り合いになったためか?何かの折にでも聞きかじってきたらしい花の知識を、食事の時にひけらかす父…なんだか、仕事してた頃よりも、ずっと身近に感じらて、ちょっぴり「なんだかな」な夕飯の一時。

■今日は何の日?■

 4/8は・・・ 609年◆飛鳥大仏、完成
         1186年◆静御前、義経恋慕の舞を舞う
         1350年◆吉田兼好、没
         1457年◆太田道灌、江戸城を築く
         1617年◆家康の墓、日光山へ
         1900年◆初の一等寝台車、登場
         1946年◆国際連盟最後の総会
         1970年◆大阪でガス爆発
         1986年◆クリント・イーストウッド、市長に当選

−−−義経の妻(愛妾とも)、静御前は捕らえられて鎌倉に送られ鶴岡八幡宮で源頼朝、北条政子を前に有名な「しずやしず…」の舞を披露した日。義経とは既に吉野山で訣別していたらしい。−−源兄弟の人生は、平家の盛衰とからめて、とてもドラマティックなエピソードで彩られている。華々しい前半生とは対象的に、悲劇的な最期を迎えた義経も、前半生は暗く忍従の日々であり、決起して後は、歴史に燦然と輝く金字塔を打ちたてるような人生を送った頼朝も、今日伝えられる話が数々あって、色々思うところもあるけれど、ワタシは割りと義経ラブよりの人間である。いわゆる「判官贔屓」なのである。しかし、転落人生を歩むきっかけになった、朝廷とのやりとりの辺りから「なんだか、この人…馬鹿?」とか「政治的感覚ゼロ?」とかお馬鹿サンなアラが目だって、なんともはやな彼氏に、ちょっぴり呆れちゃったりもするが、それでも彼の人生の中で起こったとされる様々なエピソードが、ワタシを引きつける。−−どれが真実で、どれが脚色であるのか。解らないけれど、義経の人生の物語は、多くの人を惹きつけてやまない。(そして、我輩は眠くて何かいているか解らなくなってきたぞ/笑)−−静御前とのエピソードも悲恋として、美しく後世語り継がれているが…さて、嘘か真実か。−−さて、なんだか記録もあやふやな歴史を紐解くより、後世の人がドリーマーして書いた、小説やらマンガやらをもう一度読んでみようか。

2002年04月08日(月)
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