『今日の一言』
因幡うたぎ



 シネプレックス10というのがありまして・・・

我輩の勤め先がある、千葉県千葉市美浜区中瀬…所謂、「海浜幕張」駅がある場所の駅前に、7月中頃、「シネプレックス10」というのができた。いわゆる全席指定の映画館なのだが、スクリーンが10あるから、「シネプレックス10」という名前だったりするようだが……それで、何が言いたいのかというと、本日、我輩は友人と共に、レディースデイでもないのに、映画を見に行ったのである。これが、本題。
ちなみに、この「海浜幕張」駅近辺には、幕張メッセという国際展示場がある。そこで、現在、9/22まで恐竜博をやっていたりする。これは、割りとメジャーな話だろう。
さらに、この駅の前には、「ガーデンウォーク」と呼ばれる、アウトレットのお店が集まったショッピングモールがある。色々安いが、その場にあるもの限りなので、サイズがない時が多いので、少々肉付きのよい我輩などは、あまりこちらで買い物が出来なかったりする、悲しい場所だ(T□T)

話がそれまくってしまったが、映画の話に戻る。
我輩達が今回見に行ったのは、「バイオハザード」だ。……カプコンの人気ゲームをハリウッドが映画にしてしまったという、アメリカのオタクな人たちが情熱を傾けた作品なのだが、我輩このゲーム、怖い上に、コントロールできなくて、全く駄目なのだが、友人は、それこそ全てをクリアし、時に、夜中に一人でクリアしている最中、怖くなって、いきなり電話して来たりする…とってもマニアなゲーマなので(←何かが違う)、「見に行こう!」と我輩を誘ってくださったわけである。……ちなみに、我輩怖い映画は大の苦手である事を先に明記しておく。

▼ここから先はネタバレなので、映画をコレから見に行こうと言う人は読まない方が得策である。

ああもう、コンチクショウめ!製作者の思う壺とはこの俺サマのことさ!!!
くやしい、くやしいぞぉ!!
ゲームの「バイオハザード」でもそうだが、「あ、ここで出てくるぞ」と言う時に、音楽が最高潮に緊迫した瞬間、お約束通りにゾンビだゾンビ犬だと出てくるし、ここで扉を開けると、その向こうには、必ずいる!絶対いる!と言う時には、必ず、やっぱり予想通りの結果になる…そう、予想しているのに、我輩心臓が止まりそうになる程、吃驚するし、怯えてしまうのである。……思う壺。思う壺(泣)
ラクーンシティという街の地下で秘密裏にとある研究が行われていた。ある日、研究施設の中でバイオハザード警報が発令され、メインコンピューターは、研究所内に居た全ての人間を殺し、ウィルスが外に出て行かないよう処置をした。だが、外の人間には、何かが起こったのか解らない。そのため、研究所を運営していた会社は、原因究明と、メインコンピューターを停止させるため、特殊部隊を地下研究施設に派遣した…というストーリー。そして、主役の女キャラは、強い。その上可愛い。……思わず、ワイヤーアクションのシーンや、彼女のアップのシーンでは、我輩ウットリと見つめてしまうのだが、そこには、ゾンビやらゾンビ犬やらが出て来て、大変なアリさまなのである。そして、心底ビビる。ああもう、俺サマ心臓バクバクさ!(←かなり混乱中)
身体中が恐怖の叫びを上げる我輩の心境を置き去りにして、スクリーンの中では、次々とゾンビが出て来て、更には遺伝子操作された怪物がお約束のように登場。やっとこ、逃げられた…ト思ったら、そいつに教われ、最後まで何とか生き延びていた仲間が、ゾンビウィルスにやられて、ゾンビ化して大ピンチだし。生き残ったと思ったら、主人公は拉致監禁され、彼女が目を覚ました時、おばかさんな研究所の元締め組織が原因究明とかいって、迂闊にも地下研究所からゾンビが徘徊するような状態にしてしまったりなんかして、主人公は、ゾンビ達の徘徊する街から、今度は脱出しなければならない〜なんて、ラストだったらいしたから、ああもう、まるっきり、このまま、「バイオ〜2(ゲーム)」に続く?って感じ?とか友人と熱く語ってみたりして。
はっきりいって、マジ怖いッス!ええもう、心臓バクバク、呼吸は苦しい、身体中は強張って、震えが止まらない!?…ってな具合で、我輩、席を立って外に出る時も、ひざ笑っちゃって位だ。
「ぜった、B級映画になってると思ってた」と友人が語る位には、話も、脚本も良かったといえる。怖いのが平気ならば、ぜひオススメの映画である。
ちょっと、残念だったのは、地下研究棟のウィルスが保管されていた部屋は、コンピューターがその中の人間をスプリンクラーの水を密室化した部屋の中に放出して、殺しちゃった為、扉が開いた後も膝上位の水位があった。……それを見た瞬間、「サメか?ゾンビザメが出るのか!?」とかなり期待したのだが、結局出てきたのは、水中に潜んでいた女ゾンビで…ああ、やっぱり、ゲームほどゾンビのバリエーションも遺伝子操作された化け物の出現率も高くないのね〜とかとか、さり気なく恐怖に震えあがっていた割には、細かい所で文句を言ってみたりする余裕が合った我輩(笑)−−−なんにしても、時間の感覚がなくなる映画であったから、2時間近い鑑賞も苦にならない、良く出来た映画ではあった。怖かったけど(T□T|||)

映画を見た後、地酒が飲める飲み屋で、300mlビン3本と、2合分の日本酒を飲み、かなり酔っ払って自宅に帰った我輩。−−日記の更新もできず、部屋の電気を消す事もせず、気がつけば布団で寝ていて、「あら、ワタシ、いつ布団をひいたのかしら?っていうか、着替えてるし…記憶?記憶が?ほほほほ♪」という状態で朝を迎え、さり気なく体調不良な日曜日を過ごす事に。……自業自得とはいえ、微熱まで出ちゃうのは、どうよ?とか思う、今日の飲んだくれの戯言。

■今日は何の日?■

津田梅子、女子英学塾(現津田塾大学)を開校(1900年)
ソ連無人探査機ルナー2号、月面到達(1959年)

=記念日=
●メンズ・バレンタイン・デー
9月14日は2月14日のバレンタインデーから半年後であることから、男性の側から積極的に愛を表現する日として、日本ボディファッション協会が1991年に制定した日。バレンタインのチョコレートに対して、この日のプレゼントは下着。

……メンズ・バレンタイン・デー……なんとも怪しい響きである。
というか、ただのバレンタイン・デーが「お菓子会社の陰謀」だとすれば、このメンズ・バレンタインデーは、下着メーカーの陰謀というところか。っていうか、2月のバレンタインデーから半年後ということで、今度は、男性の側から積極的に合いを表現する日にしよう…という、その思考回路がそもそも解らない。ただのこじ付け…と言ってしまえば、それまでの話。そして、我輩、男性が女性に下着を送るというのは、ある意味両思いの深い中の男女であれば、冗談ですむかもしれないけれど、チョコを渡す乙女の大半が片思いやら、義理やらだったりするのと同じで、そういう相手に渡すものとして、「下着」というのは、一種のセクハラ行為ではなかろうか?とかとか、愚考するのだが、皆の衆。ご意見はどうだろうか?(笑)

ちなみに、今日は何の日?の津田梅子女史についても、調べてみた。
彼女は、なんと6歳にして留学した天才少女であったらしい。留学先は、アメリカ。梅子が預けられた家では、最初、こんな小さな子供の面倒はとても見られないといったそうだが、その聡明さは周囲の大人を驚かせたという。結局10年間もの長きに渡って留学することになり、帰国したのは明治15年。華族女学校の教授として迎えらながらも、日本の教育が肌に合わなかったのか。後に再び渡米。二度目の帰国後に、独力で女子英学塾を開いたそうな。………すごい人っもいるもんだ。

2002年09月14日(土)
初日 最新 目次 HOME


My追加