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■ だんごのないお月見なんて…
―――…サビ抜きの寿司より間抜けである。 あるいは、青海苔のないヤキソバ。紅ショウガのない冷し中華。←どれも微妙な間抜けさ加減(苦笑)
一時期黒雲が出ていたので、「雨ふるかも」と思っていたのだが、結局降らず、よかったよかったと胸を撫で下ろしながら、会社からの帰り道。 途中立ち寄ったジャスコの食品売り場の隣のケーキ屋(←また微妙なラインで…)で「お月見団子」を販売しているのに出くわして、「え?今日お月見の日?」とちょっとビックリした我輩。―――すっかり暦に疎くなっている。 だが、外は曇っている。これじゃ、月なんて見れないだろうなぁ〜と思っていたが、あらあら、どこぞのだれぞが呪いを掛けたもうたのか。←なぜ、呪いか。 「月が出たわよ〜」と火曜サスペンスのエンディングテーマをバックミュージックに母がしつこくベランダに誘うので行って見た所…見事に月の回りから、雲が一斉退去して、くっきり綺麗なお月様が拝めたではないか。 「―――あ、月が餅つきしてるじゃん」と我輩が言えば、「そうね、いるわね。2匹の兎が」と母。我輩には、古典的に1匹のウサギが持ちついてるように見えたので、そこらで意見の相違による他愛ない主張合戦が繰り広げられたが、まぁそれはサラリと流して。 「でも、兎より笑っている顔に見えるわよね」>母 「うん。つか、スマイルバッチみたいだよね」>我輩 ―――欧州風ニチャラと笑う無気味なスマイルの顔が脳裏にくっきり描かれていた我輩の印象と、恐らく母の笑い顔の月の文様とはまた果てしなく別世界のシロモノであったろうけれど、とりあえず、ノンキにお月見するのも、たまには楽しいヒトトキであるなぁ…なんて、いい加減原稿やりやがれ、と心の声を無視して何日?な今日この頃のんべんだらりとナマケモノづいている我輩なのだった。
2004年09月28日(火)
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