ゆらりくらり
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私は果物が好きです。 でも、剥いて食べなくちゃいけないから 結構面倒なこともあり 1人暮らしだと あまり食べなくなってました。 1人暮らしの癖に、パックで買ってきて 半分ダメにしてしまったことも一度や二度じゃないです。 お高いから 割安感に惹かれてしまいますが こういうのを 安物買いの銭失いと言うと思います。
今年は友達のところに行ってご飯を食べる機会が多かったのですが その流れで 食後や間食に果物を食べる機会も増えました。
りんごや梨を剥いてもらっていると 秋田の伯父や父を思い出します。 子どもの頃秋田の母の実家に冬休みに滞在したときには 倉庫化した応接間には必ず箱入りのりんごがあって 赤いりんごと黄色いりんごのいい香がしていました。 夜 みんなでテレビを見ながらくつろいでいるところに 伯父が新聞紙を広げ、数個のりんごを持ってきて 剥いてくれるのです。 本人がりんご(他、いろいろな果物)を好きだからだとは思うのですが 私にはイベントでした。 父の方は、ぶどうと柿です。 岐阜の親戚から届く富有柿 お安いスーパーで箱で買ってくる黒いぶどう(父しか買わない) ぶどうは洗って常に居間のテーブルにありました。 柿は2個くらいをさっと剥いて切ってお皿に入れてよこすのを 家族が適当に分けて食べる。 あと、ソルダムも季節には常に買ってあった気がします。 好きな果物は食べたいときに自分で剥いて、家族にも分ける。 これ、弟もそうらしく、 桃だけ自分で剥いて(妻に分けつつ)食べるらしいです。
そんなことを思い出しながら 剥いてもらった果物を食べていると ご飯のときよりしみじみと (あ、これはたぶん、ご飯の時には飢えているからというのもあるね) 人の手から分け与えられた食べ物のおいしさに感動するのです。 団欒だなぁ とかも思うわけです。
そんなこんなで また果物のある生活になってきた最近は 食べたいときに1個だけ買ってきて さっと冷やして ささっと食べる ・・・ように心がけています。 そうしておいしいな と思うとき そういった人たちのことも思い出して さみしくなくなったり さみしくなったり。
和やかな秋の夜ですね。 週末はお月見。晴れるといいですね。
×××××今日のお飲み物××××× ☆茘枝紅茶 ☆アールグレイ(トワイニングのティーバッグ)
×××××今日のお読み物××××× 遠い太鼓/村上春樹 こつこつと読んで 今日読了。 今、イタリアに行ってみたいこともあり、 先日ノルウェイの森も読んだけど、こっちのほうが面白かった。 イタリアの・・・泥棒事情は変わってないと思うけど 郵便事情も変わってないのだろうか 郵政の話とか毎日見聞きしていると 本当にシンジラレナイ状況だなぁ〜。 15年以上たっているから イタリアに住んでいる日本人のブログなど 探してみようかと思いました。
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