団長の日記
えびぞりジャンプ

2004年10月29日(金) 続き



クマネズミは、もういちど てがみを よんでみました。
それから、うれしくて ぜんぶで 10かいは よみました。

「なんて すてきな てがみだろう。でも、だれが かいてくれたのか
 さっぱり わからない。・・・まてよ、きっと カヤネズミくんだ!
 しんせつだなぁ。いますぐ、おれいをいいに いかなくちゃ」

そういうと、クマネズミは いきおいよく かいだんを あがって、
パジャマを ぱっと ぬぎ、ふくを きて、かおを あらい、
はを みがいて、ひげの ていれをしました。
それから、てがみをもって スキップしながら、
あさの ひかりのなかへ とびだして いったのです。

「すてきな てがみだね」と、ひさしぶりに あった カヤネズミは、
うれしそうに いいました。でも、こうもいったのです。
「ぼく、このあいだの あらしのひから、やねを なおすのに
 いそがしくて、てがみをかく じかんがなかったよ」
クマネズミは、カヤネズミの いえのやねが、あらしで こわれてしまったのを、
ちっとも しりませんでした。
そこで、いっしょに やねを なおすことにしました。

やっとおわって、おちゃを のんでいると、
カヤネズミが、おもいだしたように いいました。
「さっきのてがみ、だれが かいたんだろうね」
「さっぱり わからないよ」と、クマネズミは うれしそうに いいました。
「あしたまた、さがそうとおもうんだ」

つぎのあさ、クマネズミは よあけまえに おきました。
かおを ぱっぱと あらい、ようふくをきて、したへ おりていきました。
あつあつのこうちゃを いれて、コンデンスミルクを スプーンに 2はい のみました。
それから、いえをでて かわにそって あるきだしました。

おひさまが、のはらに あさのひかりを ひろげはじめています。
クマネズミは、しばらくあっていない カエルのいえを めざしていました。
じぶんのことを たいせつに おもってくれているのは、
カエルさんにちがいないと おもったからです。
















続く


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