クマネズミは、カエルのいえのドアを なんども たたきました。 でも、へんじが ありません 「カエルさん、ぼくだよ、クマネズミだよ。るすなの?」 すると、いえのなかから こえが きこえてきました。 「あけてあげられないから、じぶんで はいってきて」
なかにはいると、クマネズミは びっくりです。 カエルさんが あしをおっていたのです。 「しんぱいしないで。ピョンピョン はねまわるわけには いかないけど、 ともだちが いろいろ てつだってくれるから、なんとかなってるの」
「しっていたら、ぼくも てつだったのに」、と クマネズミは すまなそうに したをむきました。 「いま、なにか してほしいこと ある?」
クマネズミは、さっそく かいものの てつだいを することにしました。 そして とちゅうで、てがみのことを きくのを、 すっかり わすれていた!と、きづいたのです。
クマネズミは、カエルのかいた かいものリストと・・・
・・・きいろい ふうとうの もじを みくらべてみました・・・・
・・・・すると、わかったのです。 てがみを かいたのは、カエルさんでは ありませんでした。
「ちょっと、クマネズミさん! なにを そんなに いっしょうけんめい みているの?」 こえをかけてきたのは、あかちゃんをつれた モグラのおくさんと だんなさんでした。 「あのね、このてがみが おくられて きたんだけど、 だれが おくってくれたのか、わからないんだ」
「わたしたちじゃないわね」と、モグラのおくさんが いいました。 「あなたのおうちに このあいだ いったけど、てがみは かかなかったもの」 「うちにきたって!いつ?」 「あれはたしか、すいようびの ごご でも、カーテンが しまっていたから、かえってきちゃったの」
クマネズミは、カエルに おひるごはんを つくってあげようと おもっていましたが、もどってみると。 カヤネズミが パイをやいて もってきていました。 「てがみをかかいたひと わかった?」カヤネズミが きくと、 クマネズミは くびを よこに ふりました。でも、 がっかりしているようには みえません。そしてそのとき、 カヤネズミが カエルに、ほんのちょっと ウィンク したように みえました。
終わり
と見せかけて続く
|