水曜日の朝。 あたしは朝からPCで書類を作っていて そして、そのままメッセンジャーで友達とチャットをはじめた。 明け方4時までmasayaとチャットしてたので、眠いのは眠い。 でも、友達とのチャットは楽しくて、すぐに時間が過ぎてしまう。
ふと見るともう11時前。 ちょうどもう落ちようかなと思った瞬間、彼がオンラインになった。
どーも。
あい。仕事ちゅ?
時間とれたぞ。
え?うそぉ。ほんと?じゃあ、お昼食べれるの?
いや、昼飯はもういい。付き合いでさっき食べた。
どうしたらいい?
迎えに行く。
あたしはぜんぜん出かけるつもりもなくて、 朝起きたままのスパッツとトレーナーという悲惨な姿。 やだぁ。間に合うかなぁ。泣。 大急ぎで支度をして、着替えて、コロンを振って、戸締まりをして ああ、11時半に間に合わないかも。 と、慌てて家を出た。
待ち合わせ場所に11時半丁度に到着。 masayaはまだ来てない。40分を過ぎて不安になって、電話をかけた。 出ない。 暫くすると折り返し携帯が鳴る。
あと、2分、いや1分で着きます。
信号が青になって、masayaの車が入って来る。 あたしはすぐに助手席に乗り込む。
こんにちわー。
masayaはいつも他人行儀だなぁ。 でも、挨拶は基本です。なので挨拶する人は好きです。
何も聞かれないし、何も言わないし、でも車は見なれた道をずーっと走っていって 彼の借りている駐車場に到着。
結局、連れて来られちゃったのね。
あい。連れて来てしまひました。
コンビニであたしは軽いお昼を買う。 手を繋いで歩いて、あたしはやっぱり左側がいいとかいいながら 彼の部屋に向かう。
あたしは海藻サラダを食べて、masayaは煙草を吸って グレープフルーツティーをふたりで飲む。 少しお腹が落ち着いたので、食後のキスをする。
ねぇ。今日は時間がないんだよね。
そうだなぁ。あんまりないね。
じゃぁ、脱がない方がいい?
どっちでも。
マグロなのね?
ああ。いいねぇ。今日はマグロにでもなるかぁ?気持ちよくしておくれ。
と言うことで、masayaはマグロ化。 今日はあたしが彼を気持ち良くする番。
うーんと、じゃぁ、自分で脱いで下さい。
あたしも自分で脱いでショーツだけになる。 masayaもトランクスだけになる。
あたしは彼の上になって、キスをする。 彼の唇は少し肉厚で、弾力があって、吸い付くよう。 唇と唇。小さく音を立てて、キスをする。 徐々に舌が絡まる。 熱い唾液でぬるぬるした感触。 あたしは、彼の舌と自分の舌の感触を味わう。 彼の顎を軽く噛む。 彼の耳朶を軽く噛む。 首筋に舌を這わせる。 額に、瞼に、あたしはキスをする。 鎖骨にキスをする。 首筋から肩にかけて、あたしは唇と舌を這わせる。 乳首を舐める。軽く歯を立てる。 ああ、どうすれば、masayaは感じてくれるんだろう、、、。
不安なまま、あたしは唇を彼の身体の線に沿って下げてゆく。 脚や、腰や、お臍の周りに舌を這わせる。 そして、彼自身にも。
舐め上げてみたり、先端を舌でくるくると刺激してみたり 時折、反応を伺ってみるが、よくわからない。 でも、それはとても勢いよく大きくなっていて、 勝手に感じてくれているんだろうと、あたしは思いながら 少しずつ口に含んでゆく。
これ以上は入らないと言うところまで、あたしは彼自身を飲み込んで 咽の奥で、masayaを感じる。
ああ、もうだめ。
あたしが限界。そう思ってあたしはショーツを脱いでしまう。 彼は相変わらずあたしを愛撫しようとはしない。 たまに肩を撫でたり、さすってみたり。 それだけでも感じてしまうなんて。
ショーツを脱いで彼の上に跨がる。
ねぇ。ねぇ。入れたい?
俺はどっちでも。
そなのね。ふぅん。
何もしてないのに、ぬるぬるしてるよ。
気のせいだよぉ、、、。
彼の物とあたしの濡れた場所が密着していて あたしは入れてしまいたいと思う。
手を使わずに入れようとすると、ぬるぬるして入らない。 彼がふと腰を上げて、角度を変えた。
あっ。はあ、、、、。
快感。大きくなった彼自身をあたしは身体全体で感じようと集中する。
もう少し、、ああ、、もう、少し。あっ、、。 はぁ、、。
少しずつあたしは動き始める。 彼は相変わらず、動かない。だって、マグロなんだもんね。 少しずつ動いても、徐々に快感が大きくなる。 たまに、角度を変えて、いたずらのように彼はあたしを刺激する。 その度に、すごい快感があたしを襲う。
くっ。あっ、、、。
倒れこんで休憩して、また、起き上がってあたしは動き始める。 何度も何度も。 少しずつ彼が動き始める。 masayaが動くと、快感がどんどん大きくなる。
あかんのあかんの、もう、ねぇ。ああっ。
自分で動いていた時とはぜんぜん違う大きな快感に飲まれて、 あたしはもう動けないと彼に伝える。
そか。じゃぁ、俺が。
あたしは彼の下に組み敷かれて、脚を高く持ち上げられて 奥まで貫かれる。 すごく感じておかしくなるような気がする。 身体は自然に彼の動きに合わせて、揺れる。 泣きたい程、感じる。
ねぇねぇ、ダメダメ。あかんのぉぉぉぉ。
何がダメなの?
激しい動きで、壊れるかと思う。 子宮が破れてしまうかとも思う。
噛んでもいいよ。逃げちゃだめだよ。
あたしはmasayaの肩を噛む。 もうダメ、これ以上感じるとおかしくなる。 喘ぎ声が叫び声に変わってゆく。 声が漏れないように、あたしが彼を噛む力が強くなる。
もっともっともっと。身体はそう言ってるよう。 でも、口では反対の言葉ばかりを口走る。
もう、イッテもいい?
そう聞かれて、あたしは頷くのが精一杯。 彼があたしの上に放って、あたしはぐったりとする。
溢れ出た液体。 また、シーツに染みが出来た。
眠い、、。
終わった後、masayaがそう言う。
でも、仕事でなきゃだめでしょ?
少し寝る。
目覚ましをかけて、そのまま抱き合って眠る。 masayaはすぐに寝息をたてはじめる。 そだね、昨日も朝4時までチャットしてたしね。 あたしもすぐに眠くなって、寝てしまった。
夢うつつの中で目覚ましが鳴る。 彼が目覚ましを切って、もう一度寝息を立てはじめるのがわかった。 あたしも、そのまままた寝てしまう。
ふと気付くと3時過ぎ。 彼はまだ眠そう。 あたしも、まだ眠かったけど、帰らなきゃ。
寝ている彼をそのままにして、帰り支度をはじめる。 用意ができてから、起こそう。
用意をしたあたしは、口紅だけを塗らずに彼を起こす。 だって、口紅塗ると、ちゃんとキスできないもの。
口紅を塗るまでの間、あたしはmasayaと何度もキスをした。
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