10月最後の月曜日はあたしのお誕生日だ。 逢えるかなぁと思ってたけど、忙しそうで無理みたい。
午前中のメールにもレスが帰って来ない。 仕方ないなぁと思ってると、正午くらいにレスが来た。 他愛のないやりとり。
スタバに行きたいなぁ。
そうメールを送信したら、彼からレスが帰って来た。
2時頃で良い?
思いがけず逢える事になる。嬉しい。 近くの大きなショッピングセンターで待ち合わせて スターバックスコーヒーに行く。
キャラメルマキアート生クリームトッピング。これはあたし。 スターバックスラテ ダブル。これはmasaya。 店内は禁煙なので、いつもフードコートまで移動する。 だから、あたしたちはローラアシュレイのソファには座った事はない。
彼は軽く昼食を取る。 彼の昼食とあたしのお茶が終わってから、 そこの電器店に行くことにする。
masayaはオタク並みにPCに詳しい。 自分で組み立てたりするくらいだ。 たまぁに、話をしても、何を言ってるのかあたしにはわからないことがある。 あたしのiMacのメモリーを変えてもらいたいと言うと iMacははじめてだけど、大丈夫だよぉと軽く請けてくれた。 でも本当に大丈夫なの?
コスメ売り場をひやかして、 お誕生日だからと、ボディソープとスポンジを買ってもらった。
『ほんとにこんなのでいいの?』
うーんと、ほんとはなんでもいいの。 時間を取ってくれただけで、あたしは嬉しいから。 値段とか物ではないとあたしは思ってるから。 こうやって、お誕生日に一緒にお茶してくれるだけで とっても有り難いです。
コスメ売り場で、マックスファクターの取れない口紅を試してみる。 そして、3階のフロアをふらふらと歩いて、売り場を冷やかして、 そろそろ戻ろうかと駐車場に向かう。
あたしは、2階でmasayaは3階。 下りのエレベーターに乗り込んで聞いてみた。
どうする?3階?
ん?3階で降りてみようか。笑。
いぢわる。
3階でドアが開く。彼は降りない。良かった。 2階で一緒に降りて、あたしの車まで歩く。 後ろの座席にmasayaは乗り込む。 あたしも隣に乗り込んだ。
キス。 お誕生日のキスだね。
マックスファクターの口紅はすごくて、 激しくキスを繰り返してもほとんど落ちない。
すごいねぇ。これ。masayaにも全然ついてないよ。
ほんとだねぇ。
座ったままだとフロントウィンドウから見えるので、 押し倒されるように横になる。 masayaが上から被いかぶさって、セーターを捲って ブラから胸を出す。
…だめだよぉ。
吸ってみました。
昼間の駐車場であたしたちは、少しの間戯れた。 彼があたしのショーツの中に手を入れる。
確認です。
確認なんてしなくていいです。
濡れてしまってるので恥ずかしい。 でも、もうmasayaもあたしも戻らないとね。
時間作ってくれてありがとう。 嬉しいお誕生日になりました。
さよならのキスをして、少し火照った体のまま あたしは家に帰った。
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