優しい=青い部屋=あたしとmasayaの日々。

2004年05月08日(土) 危険地帯

コンビニで飲み物を買って、少し戻った場所にあったラブホテルを目指す。

お城の天守閣?

そんな外観。
大阪にもあったよね。吉田御殿。前に探検しにいった変なホテル。

駐車場に車を入れると、1ルーム1ガレージで、もう1部屋しか空いてない。

『ミッキーマウスの部屋』


…ミッキーマウスって?
あいにくあたしはディズニー好きではないのだけど、もう動くのも面倒だったので、その部屋にする事にした。

部屋は明るすぎる程で、壁には大きなミッキーとミニー。
わけもなく恥ずかしい。この歳になってこんなラブホテルに来る事になるなんて!どう反応してよいのかわかんないよ。



しばらくはテレビを観て、買ってきたアルコールを少し飲んで、へろへろとしてたのです。

「さっそくくわえて貰おうかなぁー。」

そんなことを言われると、期待してしまうよう。


もうね、フェラが好きだって認める。
くわえるだけで濡れるもの。だから前戯もして貰えない。~*Yuuちゃんには前戯が必要ないって、いつも言われるもの。
それは…手抜き?されてるのかしら。
でも、いつも必要ないほど濡れてるのは確かです。


あたしはくわえたままで、彼はあたしのお尻を弄ぶ。

別に、そこが好きなわけでもない。
確かに、ある種の快感のようなものは、この1年くらいの間に感じるようになってきた。今までの人はそんなことをしなかったし、あたしもどちらかと言えば嫌悪感を抱いていた場所。

どうしてそんなところを?


未知の快感に興味がある。
最初は痛いだけだったの。
違和感があるだけだったの。
でも、感じるポイントがあるのも確か。
まだ、彼もそれがどこだかはっきり把握していないのかもしれないし
あたしもふいに来る快感なので、どうしていいのかわからない。


濡れた指が入る感覚。
ローションの冷たさ。
違和感。と痛みが少しづつ快感に変化する。
時折、ものすごくイイと思う場所があるが、それも一瞬。

「指、何本入ってるかわかるか?」

「…わかんない…。」

「3本だ。」

恥ずかしいと思う。が動きが加わると声が出る。

「痛い?」

「…痛くない?」

「だいじょぶ?」

「…。」



ローションが新たに追加される。
さっきまでと全く違う違和感と、比べ物にならない程の痛み。
息を大きく吐いて、逃す。

「どう?痛い?」

首を横に振る。でも動くと引き裂かれるような痛みが走る。

「いやぁぁっ。」

「だいじょぶか?嫌なの?」

またあたしは首を横に振る。


動きによって、苦痛と快感が入れ替わる。
感じているのか痛いのかわからない状況だけど、やはり確実に快感はある。
でも、達することは出来ない。


前後を攻められている動画を見た事がある。
そんなことが出来るのかと思ったけど。
もしかすると、それはすごい快感なのかも?
ヤだ。あたし何考えてるんだろう。

セックスの快感ってほんと底なし。



あたしが望んでいるんだろうか?こういう事を。
masayaはどう思ってあたしにこんなことをしているんだろう。


あたしは…
イレギュラーな行為の時の彼の言葉が好きだ。

「大丈夫?痛い?気持ちいい?」

苦痛と紙一重の中で、その言葉を聞くと泣きそうになる。
ただ、それが聞きたい為に、あたしはその行為に身を任せているのかもしれない。

普段聞けない一番優しい言葉が聞けるからなのかもしれない。


少し切ないね。


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笑いながらお風呂に入る。
最後には変な物をお尻に入れるなんて!ほんと何よう。

「はははは。最後はギャグだよ。ギャグ。」

ばぁか。

軽く湯船に浸かって、温泉効果がなくなるねと笑う。



お風呂から上がって、またテレビを観て、彼は缶ビールをぷしゅっと開けてぐびぐびと飲む。
あたしも少し飲み物を飲んで、ベッドに横たわる彼の脚の間に顔を埋める。

結局またはじまるのです。


と言っても、さっきのはちゃんとしてないから!
あたしも彼もイッテはいないし。
なんだろうさっきのは。あれは。実験?笑


テレビを観ながらの前戯は気が散る。
番組の内容が気になってしまって。
クリトリスを触られながらも、なんだか気になるのです。
フェラされながらも気になっているようです。


あたしは何かに邪魔されながらセックスするのは好きではない。
集中できないから。
彼の意識も他のところにあるのがわかるから。


前戯というものが久しぶりにありました。
でも想像していたのとも少し違う?
もう忘れてしまったよ。長いこと前戯なしで入れられてたから!


後ろから迎え入れる。
相変わらず、あたしは上になるのが好きだ。
前後に動きながら、突き上げられるとすぐにイキそうになる。

バックで犯されて、叩かれて、泣きそうに感じて
快感で快感で快感で。
くちゅくちゅという音が卑猥で。


仰向けにされて、モノのように扱われて、思い切り突かれて、やっぱり快感で。もうアカンと思う。いつも。

「あぁ、もうすっげー出してぇ。」

そう言ったと思う。

「出していい?」

目を閉じたまま頷く。

「中で出していい?」

頷く。
彼が果てるのに合わせてあたしもイク。

すっごいイイ…。はぁ…。




久々に両脚に震えが来た。




離れる時に、精液が膣から流れ出て、シーツに染みを作る。

「あ、血が出てるぞ。」

「え?嘘。後ろからじゃぁない?」

「いや、今抜いたら着いてた。」


ティッシュを見ると、薄いピンクに染まっている。
また出血。masayaとセックスをして、無傷でいることなんて最近ではほとんどない。


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腕枕でほんのりとしたシアワセを感じる。

彼はあたしのちゃんとした彼ではないけど。
離れて居るときは何をしようが、きっとあたしには関係ないけど。
たまぁに逢ってこうしていると、嫌な事は忘れてしまう。

仕事のストレスとか、生活のこととか、そんなことは彼には関係がなくて、いつもテキトーな感じで、はぁ。としか言わないし、あたしを優先してくれることなんて、ほんと滅多にはないんだけど。

なんとなく、そゆうとこが好きだ。
干渉しない、されない。そういう関係。


朝起きると、いつも通り、あたしは勝手にくわえて、勝手に馬乗りになって、勝手に果ててから、お風呂の用意をする。


パタパタとチェックアウトしたら、もうお昼だった。


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車に乗ってる時間が長い。

ということは移動距離がやはり長いのです。
あたしは、もっと、だらだらしたいのにな。
1日中だららだしてたいなと思う。


masayaが夕方に出社するというので、あたしも夜まで居るつもりだったけど、夕方の新幹線に乗る事にした。


お昼を食べて、移動すると、もう午後2時過ぎ。
午後3時過ぎには、彼は出なきゃならない。

お茶をしようと言うと、

「危険なのでダメ。」と言われた。


1年前は大丈夫だったのに!と少し不満。
でも、あの頃はまだそんなに彼の顔を知ってる人も少なかったしね。笑

昨夜も同じ会社の人とすれ違った。
狭い町。繁華街もとっても狭い。
そんなとこで、見られたら何を言われるんだろうと想像すると
少しおかしかった。

お土産を買うのだけは付き合ってくれるというので、一緒に歩いたけど、少し離れて、遠くを見て視線が泳いでる彼は、とても挙動不審な人に見える。

「アヤシイよう。視線が泳いでる。」

「当たり前だ。発見される前に発見して攻めの姿勢だ!」


もし誰かにあったらなんと言うんだろう?
親戚の人とでも言っておきなさいよと彼に言うと、なんとかしますと答えていた。


大量のお土産を抱えて車に戻ると午後3時。
タイムリミット。

チェキでmasayaの写真を2枚撮って、新幹線口まで送って貰った。




ありがとね。

いへいへ。


ほんと、いつも通りじゃん。
だから、気を付けてとか、またねとか言って頂戴!


思ってたより短い時間だったけど、逢ってくれてありがとう。

次回は危険地帯は避けて逢おうと固く決意。
だって、お茶も出来ないってつまんないんだもん!




「ねへ。名古屋一緒に行こうよう。」

「ん?いいよ。」


じゃぁ次名古屋ね。



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~*Yuu
エンピツ