七転八倒 〜彩音の日常&育児日記〜
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2004年11月27日(土) 夕暮れって便利かも・・・

買い物から帰る途中、特学のクラスで一緒の子に会った。
というか、ボランティアの人と一緒で、声をかけないうちに、道路の反対側に渡ってしまったんだけど。

看板やら自販機を見ながら、数字を読んだりしていた。
一生懸命お勉強してるね。
彼とは、去年別の学童で一年間、一緒に過ごさせてもらった。
おとなしくて、人なつっこい。
そして、特学に入ってから気づいたんだけど、彼はきちんとした字を書く。
うちの子のダイナミックな汚い字(爆)に比べると、ものすごい差だ。(苦笑)

彼がボランティアの人と家路を急いでいる姿を、遠くから見ていたら、
なんだかじーんとしてしまった。

先日この日記に書き忘れたんだけど、お医者さんで薬と予防接種の用紙をもらって、
帰ろうとしていた時のこと。
近くにある息子の小学校の校庭をぼんやり見ていると・・・息子たちの特学のクラス全体で、
記念写真を撮っていた。(たぶん)
イライラしていた気持ちが、すーっと引いていくのがわかった。
いつの間にかニコニコしていた。
誰か気づくかな?と思っていたけど、みんな写真を撮られることに集中していて、
私も声をかけそびれてしまい、そのまま通り過ぎようとした。
すると、ひとりの子が「あ!○○くんのおかあさんだっ!」と私を見つけた。
私はバイバイと手を振った。
後で息子に聞いたら、担任の先生も私に気づいたようだ。

話を元に戻して・・・
あのクラスの子供たちを見ていると、たいへんなものをそれぞれ抱えながらも、
健気に生きている姿が伝わってくる。
そして、去年の学校のことも思い出した。
違うのだ、何かが。

昨日もお迎えの時ママ友達と話したけど、他の兄弟(健常児)が去年いた学校に通っているから
比較できるのだそうだが、あの学校とこの学校では全然違う、と言っていた。
私もそう思う。
というか・・・先日校庭を見ていた時、心から思った。
校庭が明るいのだ、去年いた学校より。
本音を言えば、去年いた学校を初めて見に行った時から、それは感じていた。
今通っている学校の方が、私は好きだと思っていた。
でも、普通学級に入れてみたいという気持ちがあったから、学区内のその学校に通わせた。
結局転校という形になったが・・・。

また話が脱線してしまった。

特学のあの子たちを見ていると、相手をするのはたいへんなのだけど、なぜか心が
癒される。
今日もその彼を見ながら、私も早く家に帰ろうと思った。
心なしか急ぎ足になっていた。
目にはうっすら涙が浮かんでいた。

そして、夕暮れってこんな時便利だなと思った。
涙ぐんでいても、誰にも気づかれないからね。


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