映画、『ガールファイト』を観ました。
自分の居場所を見つけられなくてイライラしている17歳くらいの女の子が、ボクシングに出会って成長していくお話。
レンタルショップであらすじを読んで、おもしろそうと思って借りたのですが、大当たり。
やっぱりね、自分のやりたいことに精一杯に打ち込む姿は美しいと思うのです。なにより自分が気持ちいいし。
同じジムのボクサーと恋愛するのですが、その関係の描き方がきちんとしていて、「すごいな〜、この監督さん。ちゃんと考えてる人なんだな〜」と思ったら、やっぱり女性でした。
女の人でしか描けないというか。 だからこそ甘いというか。 だから気分がいいというか。 あくまでも女の子の理想だよと思ったりもしましたが、実際、主人公のような状況にあった時の私はけっこうモテていたので、あながち夢物語でもないよねと思ったり。 (意味不明だったらごめんなさい)
「流される毎日」に浮わついている自分にカツを入れられたかな。
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補足です。 自分の体験談を。
10代の頃、自分を持て余していた私は、大学の部活で、ある武道に出会いました。 それは私を夢中にさせました。 これこそ私の生きる道だと思いました。 部員は、久しぶりの女性部員に当惑したようですが、あたたかく迎えてくれました。 稽古は厳しく、甘えは許されませんでした。 先輩に恋もしました。 彼は他人に、そして自分に厳しい人でした。 彼を尊敬し、しゃにむにしがみついてくる私を、彼は厳しく指導してくれました。 引退の日、彼は私に、「すばらしい後輩だった」という言葉を残してくれました。
残念ながら、彼とはお付き合いできませんでしたが、後輩とはお付き合いしたりもしました。怖い先輩だったはずのワシに、よくついてこれたよなとか・・・(^_^ゞ
そういう経験があるので、この映画は他人事に思えなかったのです。
自分のおかれている状況を、なんとかしたくて、もがいてもがいて、必死になることの大事さ。それをわかっていながら流されている今の自分が、ちょっと情けなかったりして。もうちょっとがんばれるハズだとか。だから今の君には魅力がないんだよとか。
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