おひさまの日記
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2003年04月25日(金) 猫めい帰宅

3月31日に行方不明になったウチの猫、めいが、今日、無事帰って来た。
近所の人から捕まえたので引き取りに来てほしいという電話があったのだ。
そして、お迎えに行って、めでたく、めいは帰宅した。
あまりに意外な、そして、あっという間の展開で、私はいまだにきょとんとしている。

彼女がいなくなって1週間後、私は、写真入りのチラシを作り、
マンションの周りの一戸建ての家に配りまくった。
田舎の横のつながりはスゴイ。
私の知らない所で、猫好きの人達がかなり気にしていてくれたらしく、
その情報網で、めいがみつかったのだ。

昨日、近所の人の言うめいの目撃現場にアンナと出向いてみた。
その時、実は、めいに会ったのだ。
でも、いちばんなついてた私が行っても逃げてしまって近寄らない。
もう野生化してしまって、私達家族のことも忘れてしまったのだろうか?
そう思うと、捕まえるのは不可能にも思え、
仕方なく、その日は帰り、しばらく居ついているらしい場所に通うことにした。

それが今日、あっけなくよその人に捕まっていた。
なんでも、その人の家に迷い込んだところを、玄関に閉じ込められたらしい。

おととい、めいが帰って来た夢を見た。
それは、私が生まれて初めてみた正夢になった。

イヤがるのを無理矢理連れて帰ったもんだから、
家の中でも暴れたり隠れたりすると思っていたら、
最初のうちは警戒していたものの、
ふがふが言いながらエサをもの凄い勢いでたいらげると、
気が狂ったように甘えん坊さんしてきて離れなくなった。
あんなに人に寄り付かなかっためいが、だ。
よっぽど外で寂しかったのだろう。
今の私の膝の上にいる。
忘れてなかったんだ、私達のこと!

すべてがあまりにも突然で、意外で、訳が分からなくて、
私はいまだにキツネにつままれたような気持ちでいる。
でも、膝の上に寝ているめいの体温が、私達に起こった出来事を語っている。

めい、おかえり。
ちょっと痩せて、触ると肋骨がごつごつしてて、毛も薄汚れてボサボさになって、
でも、まぎれもなく、めい。
おかえりなさい。

嬉しい。
こっそり嬉しい。
時間が経つほどに嬉しくなってくる。

アンナも、めいの失踪から今日の帰宅に至るまでのことで、
恐らく、多くを学んだに違いない。
昨日、3週間以上ぶりにめいを見たアンナは、夜の闇の中で大声を上げて泣き始めた。
めい、寂しかったよぉ、寂しかったよぉ!って。
がまんしてたんだね、アンナ。

めいが帰って来たからと言って、何も変わらない斉藤家だけど、
でも、なくなってたパズルのピースを見つけてパチッとはめたような感じがした。




でも、ひとつ問題がある。
めいは帰って来たものの、家にひとり残っていたはなが、
めいの帰宅でひどくご機嫌をそこねたのだ。
怒っているらしく、めいが近付くと、フーッ!とうなる。

あああああ〜?なんでだ〜?
感激の対面をすると思ってたのに〜!

はなは、めいがいなくなってから、相当な溺愛を受けた。
それまでは、先に来ていためいが君臨していてナンバー2で立場も弱かった。
猫同士で遊んでいたし、人様にベタベタもして来なかった。
でも、めいの失踪により、遊び相手もいなくなると、私達にべったりになり、
二分割していた家族3人の寵愛をひとりで受けることになったのだ。
恐らくは、その味をしめていたのではないかな?
そこに、めいが戻って来て、トップの座を揺るがす存在と認識したのではないかな?

あんなに仲良しだったのになぁ。

めいは戻って来たものの、更なる問題が。
でも、それはもう猫同士なんとかしてもらうしかない。
時間をかければ戻ると思っている。

めいは、はなと仲良くしたいらしく、そばに寄って舐めようとしたりする。
何度も近寄っては、その度にフーッ!とやられ、しんみりと遠くからはなを見てる。

頑張れ、猫達!



とにもかくにも、猫めい帰宅。
25日間の失踪劇が、今日、幕を閉じた。


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