おひさまの日記
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2003年07月21日(月) 伝染(うつ)るんです

友達から電話があった。
彼女は、離婚を決めたダンナへの怒りを烈火の如くぶちまけてきた。
愚痴る、呪う、罵倒する、もう、ファイヤー!ファイヤー!ファイヤー!

ひとまずは聞くシチュエーションだと思い、ひたすら聞いていた。

すると、なんだか私もイライラしてきた。
そして、ある人物への、もう手放したと思っていた怒りが、
ものすごい勢いで吹き出してきた。
オラオラァーッ、ぶっ殺すどーっ!ちゅーくらい、そいつが憎くなってきた。
あああ、ムカつく!
私をこんな目に遭わせて、復讐してやりたいわ!
自分だけ幸せになりやがって!
人を利用するだけ、利用して!
お前の一族、末代まで呪ってやる!
そこまでくると、私ももう彼女と同じ鬼畜状態。

彼女がダンナへの怒りをぶちまけ、
私がそいつへの怒りをぶちまけ、
それはそれは、どろんどろんの会話だった。

電話を切った後も、私はどろどろ渦巻く怒りに飲み込まれそうだった。
でも、なんかヘン。
彼女からの電話を取るまでは、ほんわか穏やか幸せモードだったのに。

そっか、なぜだかわかった。
彼女の怒りが伝染(うつ)ったんだ。
これは今の私の感情じゃないよな、そうわかった。

私はカラーブリージングでブルーを吸い込み、
心の中の怒りを包むイメージを繰り返した。
だんだん気持ちが穏やかになり、しばらくして平常心に戻った。

そう、感情は伝染るんです。
自分のものでない感情が、人から流れ込んでくることがあるんだ。
そして、その感情を自分の状況の中にあてはめて感じていく。

人には波動がある。
周波数みたいなモン。
よく、気が合う人を「波長が合う」とか言うけど、あれもそう。
周波数が一緒だから、共鳴共振できる。
ラジオのチューニングを考えるとわかりやすい。
J-WAVEにチューニングすれば、J-WAVEが聞こえてくるように、
自分が発する周波数と同じものが自分のところに来る。
時に、あまりに強い周波数があると、自分の周波数もそれに合ってしまうことがある。
そんな時、相手と同調が起こったりする。

ほんわか穏やかだった私が、
電話してきた友達と同じように荒れ狂うような怒りを持ったのもソレだ。
いつの間にか、彼女の波動に同調していたのだった。
だから、彼女の感情を自分の状況に置き替えて共有し、怒り出したのだ。
それが「伝染るんです」なのだ。

伝染るからには、私の中にもその怒りがあるのだ。
ただ、その怒りは、私の波動の状態のあるエリアで具現化する。
波動は流動的だ。
なにかのきっかけで上がったり下がったりする。
そして、チューニングしたエリアに共鳴する感情や状況を引き付ける。
私は彼女に同調し、同じ波動にチューニングし、同じものを感じていたのだ。
だから、チューニングを変える前の電話の最初の頃は、
ひたすら淡々と聞けていたのだ。

私達は、時々自分の感情でないものを感じてしまう時がある。
無意識に相手に同調すると、
相手の感情が伝染したかのように、
自分の中にも同じような感情が湧いて来ることがある。
それを「伝染るんです」と表現したわけだ。

こんなことない?
人の悪口をただ感情に任せて言う仲間と、
人生のこと、大切なこと、真剣に語る仲間は別、なんてことが。
これも、それぞれに必要な周波数の場所を無意識に察知して行ってるんだよ。

私達は、自分のものでない感情を、他人からもらって感じることがあるよ。
恐れもそうだ。
他人が恐れていることを、自分まで恐れてしまうこともある。
だから、時々、振り返って感じてみよう。
「これは、今の私の本当の感情?」って。

そして、それと同じで、
素敵な人のそばにいれば、その素敵な人の波動と同調していく。
だから、付き合う人を選ぶってのも本当に大切なんだろうね。

なんでも伝染るんです。


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