おひさまの日記
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2004年03月15日(月) 機が熟す時

すべてには「機が熟す時」がある。

花が枯れ、そこに実が育ち、
やがて、青から熟れた赤い実になる。
そんな自然の摂理のように。

その自然の摂理は、私達人間にも言えることだ。
昨日、アンナが自転車に乗れたことを見ていて強く感じる。
自転車を覚えさせようとしてどんなに何かを強いても乗らなかったアンナが、
ある瞬間、勝手にひとりですいすい乗ってしまった。
機が熟したのだ。
それは、放っておいてもやってくるものなのだと確信した。

私は、今までどれだけ多くの焦りや不安と共に、機が熟すのを待ったことだろう。
機が熟すなんてことさえ知らないで、不安定に揺れていたかもしれない。

また、機が熟していない相手にコントロールを繰り返したり、
そのコントロールに応えられない相手を攻撃したこともあった。
待つという尊い作業ができなくて。
機が熟す時が来るということを知らなくて。

花が咲くためには、土と水と太陽の光と時間が必要だ。
成長、成功、前進、私達が持っている花も同じ。
咲くためには、それに必要な要素がある。
それがそろえば、勝手に花は咲く。

そして、自分の中で咲こうとしている花のために、
肥えた土を選び、水を求め、太陽の方に顔を向け、待つということを、
努力として行っていくという選択が、私達はできるのだ。
そうすれば、花はなお早く咲く。

逆に、怠惰になり、咲こうとする花を枯らせることもできる。

すべてには機が熟す時が来る。
その時を待ちながら、自分のために、人のために、
今自分がすべきことを見極められる人でありたいと、心から思う。

すべてに機が熟す時が必ず来るということを、
昨日のアンナの自転車のことで確信できた時、
私の中で何かがカチッと音を立ててシフトしたような気がした。


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