おひさまの日記
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車の運転、みんな当たり前にやってるけど、 よく考えると、あんな機械を相手にすごいことしてるなぁ、って思う。 それって、みんなガンダムを操縦してるようなもんだ!? 一歩間違えば殺人マシーンになるし。
免許取って運転し始めて、慣れた頃が一番危ないってのは聞いたことがある。 事故を起こすことも多いのだそうだ。 慣れて恐いっていう思いがなくなって注意が散漫し、油断するからだろう。
なんでもそう、慢心が顔を出すのが一番危険だ。
慢心でいっぱいになると、 私達は感謝を忘れ、注意を払うことを忘れ、自分を過信し、傲慢になる。 一番大切なことを忘れてしまう。
それに慢心ってのはやっかいで、 自分がそれに侵されている自覚症状がなかなか持てない。 私もそうだ。 自分は今色々なことに感謝し、謙虚にやってる、と思ってる時が、 実はいちばん傲慢で、安心し切ってて、油断してて、感謝がない。 私は大丈夫、そんなことはないから、って思ってたとしたら危険信号。 そのせいで痛い目に遭って、 やっと、あたた〜、私ってば傲慢だったかも、って気付く。
人は「恐い」という気持ちを持っていることがとても大切だと思う。 それは、私達をより快適で安全な人生に導いてくれる。 恐れを持っていれば、少なくとも慢心ゆえの過ちを自分の人生に引き込むことはない。 人生は結構うまくいく。 恐れは毛嫌いされるけれど、実は私達に恩恵を与えてもくれている。
恐くていい。 恐くないまま進むなんて、その方が私にとってはよっぽど恐い。 注意を払いながら、 恐れていることが起こらないことへの感謝や安心を感じながら、 ちょっとビクついて注意深く進む人生ってのが、 実は、案外いいもんじゃないんだろうか、なんて最近特に思う。
私が車こすったりするのは、車の運転に対して恐れがない時だね。 なーんも恐いものなく道路をぶんぶん走ってる。 で、ガン!ってね。 運転って恐いと思って注意しながら走ってると、そういうことはない。
恐いと思ってすることは大体うまくいくと、私は思っている。 人生っておっかないこともあるもんだと、こわごわ歩いていく人でありたい。 そして、恐れた上で、それを克服して進める勇気ある人でありたい。
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