おひさまの日記
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2004年04月01日(木) 自分の世界を一旦捨てる

最近、自分とは正反対の人達とコミュニケーションを取る機会が増えた。
結構、目からウロコ。

自分が正しいと思っていたもの、自分がコレだと思っていたものが、
そこでは全く通用しない。
自分の世界が崩壊して、会話をしていても時々チクッと刺さる。
反感を覚える時もある。

でも、ものすごく新鮮なのだ。

そこにあるのは自分との視点の違いだ。
「あ〜、こういう考え方もあるんだ!」という驚き。
視点が違うと、ややこしく難しかったものが、
ものすごくシンプルになったり、
いとも簡単に解決したり、
問題が問題でなくなることを、
その人達とのやり取りの中で感じた。

そんな中で、今まで自分がどんな世界、
つまり、どんな考え方や見方でいたのか再確認もできる。
今思うのは、自分の世界とはあくまで自分の世界なのであって、
正義や正論なのではなく、ただ単に自分の大切なものだということだ。
それを貫くことも大事だけど、時には、一旦自分の世界を捨てて、
他の世界を知ることで、私達は元からあった自分の世界を、
もっと素敵に広げることができる。

私は、自分の世界を捨てる気などさらさらないが、
自分の世界を広げたいとは、ものすごく思う。
自分の世界を広げるということは、
色々な視点を持ち、色々な考え方をし、
片寄りなく色々なものにフレキシブルに対応できるようになることだと思う。
これは、私が仕事をする上でもすごく重要だ。

自分の世界を一旦捨てることで、自分の世界は広がる。
自分の世界を捨てると言っても、それをなくしてしまうのではない。
ちょっと脇に置いておいて、別の世界を否定せず眺めてみるのだ。
眺めてみて、盗めるものは盗んで、自分の世界に持ち帰る。
で、また自分の世界を新たにこねこねと作ってみる。
もちろん、自分にとっては、ハナからパス!って世界だってあるけど。

私にそんな想いを抱かせた人達は、
やはり、目標に向かって行動し、何かを成し遂げている人達だ。
だからできない、だから無理、そんな言い訳をしない。
いさぎよい。
現実世界をしっかりと生きている人達だ。
私達は人間、現実を生きてなんぼ。
その現実で成功している人は、やはり、素敵だと思う。

仮に、その人達とまったく同じことを言っている人が他にいたとして、
その人が、現実で全然なにも行動せず、できない理由をあれこれと並べ、
うまくいかないことや行動しない自分を正当化ばかりしていたら、
私は決して耳を貸さないだろう。
行動が伴っていないから、ただの遠吠えに聞こえてしまう。

私がその人達の世界から新しい視点を盗んで持ち帰ったからと言って、
その人達に感じた違和感を捨てたわけではない。
違和感は違和感、私が受け入れられないものも、そこにはある。
それは、それ。
そして、そこにある素敵なものは、素敵なもの。

それぞれ違う世界がぴったりと一致することはない。
けれど、どこかに接点はある。
その接点を見い出して、得るものは得たいな、って、思う。
今は私が「得るもの」を持っている人達だから。



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