世界お遍路 千夜一夜旅日記

2002年03月10日(日) 第75夜 ★ たまちゃんと日曜遍路 ★

at 高松

今日は、阿波公方さんご一行や笑顔の大師のたまちゃんと日曜遍路だ。
徳島は板東の一番霊山寺さんに6時30分集合。
朝5時30分、高松の全日空ホテルにミッチー先生がyさんと共に迎えに来てくださった。

ミッチー先生は、お遍路メーリングリストでネット上では存じあげていたが、ネットの印象よりずっとお若いドクター。なにより柔らかく優しい感じ。きっちりに来てくださった。

高速をとばす。だんだんと夜が明けていく感じがとてもいい。6時20分すぎに1番さんの駐車場についた。
まだ、阿波公方さんもたまちゃんのご一家も見えない。
待つことしばし、まずは阿波公方さんと目のごふじゆうなSさんと奥様、たまちゃんとおとうさん、しのじんさん。全員そろった。
それぞれが身支度をととのえる。
Sさんごふうふは、初めてのお遍路。さらの白衣がまぶしい。

まずは一番さんへ。さすがにシーズンである。境内は白装束でにぎわっている。
納経も込んでいて大変だった。
たまちゃんは元気だ、おはようと挨拶したり、顔見知りの人とおしゃべりをしたりとホントに忙しい。

車で2番さんへ。
2番さんの境内、本堂までの石段はきつい。左に障害があるたまちゃんにはきついはずだがホントにすてきな笑顔でよいしょ、よいしょと登る。昨年に先達となられた阿波公方さんがお参りの先頭に立ってくださる。
納経所のところで「バリアフリーお遍路クラブ」の方が白衣を着た盲導犬を引いておられた。

3番、4番ととてもいいお天気の中をゆっくりとまわる。
ネットでは知ってはいたが、まあ今日初めてのお遍路ご一行9名にしては、なかなかいい雰囲気だある。

5番さんを打って別格一番大山寺さんへ。
山の上。歩くとしても、車でもなかなかにしんどい道だ。ミッチー先生の車は大きいから細い山道になおさら大変だ。
しかし、着いたらひなびたなかなかにすてきなお寺だった。
阿波公方さんが、大山寺の銀杏の木のすごさを話されたが、確かに5番さんの大銀杏が小振りに見える。

6番を打ってお昼だ。
たまちゃんのお父さんの先導で名物のたらいうどんを食べにいく。
7番さんの先、山中の道路。歩くルートからはずれるので初めて行く道だ。
ここでもたまちゃんは人気者だ。
おばちゃんとの挨拶が楽しそうだ。
たらいうどん、沢ガニのからあげ、みんなおいしかった。
2時間ほども休んでから出発。
たまちゃんは、ありがとう、すみません、こんにちは、お先に、元気?という一言が自然に笑顔と共にいえる娘さん。「笑顔大師 たまちゃん」と誰がつけたか知らないがホントにその通り。
昼食はたまちゃんのお父さんのお接待だった。申し訳なく、ありがたかった。
たまちゃんからもうでわや藍染めなど一生懸命に作ったお品をいただいた。

この日は十番まで行った。
いい一日だった。

夕方、みなさんとお別れしてたまちゃんのおとうさんに送っていただいて麻植郡山川町の今関さん宅に着いた。


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