| 2002年04月02日(火) |
第96夜 ★ 西国徒歩巡礼 三室戸寺まで ★ |
今日も、おかげさまでいい天気だ。 携帯目覚ましがなる前にとめて、静かにかつ大急ぎで支度をして出る。(おかげで靴下を忘れてしまった・・たった2枚のうちの一枚忘れたんだ・・) 下のロビーで、自販機のコーヒーと昨日買った柿の葉寿司を食べていると、奥からオーナーが出てきてドアを開けてくれた。 昨日は、同室の高校1年の女の子3人と、大学生3年生の子と11時近くまでしゃべっていた。 まるで、奈良質問コーナー状態で、名物、おすすめ、等々をきかれた。 お役に立てて幸いですけど・・眠い。 疲れもとれていないのでは、と心配になったが歩き始めたらそうでもないことがわかった。 やはり昨日の半日奈良ブラブラで元気になった。それと、若い女の子たちからエネルギーもらったかな? YHはいろいろな人に会えるから好き。
今日は、奈良から、京都に入る。 木津町、井手町、城陽市、宇治市と進行する。 井手町では、選挙が始まったとこ。まちじゅうを選挙カーが走り「○○をよろしくお願いします」という感じで、うるさかった。 でも、○○をお願い、ってどんな効果があるんだろうな。 道沿いにある選挙事務所の感じを見ると、そういうのって、意味ないなあ・・。なんか決まってるってかんじだもんね。
今日の道は、ほとんどが国道または国道沿いだったが、昔の街道道にはいると宅地造成とか、新道ができていて・・・。どうしてこんなに山を崩し、畑や果樹園をつぶさなくてはならないのか・・・なんか、土建王国日本を改めて感じた。困ったことだ・・・ 政治に土建連鎖ができているんだよね。 特に城陽市の長谷川あたりは、狭い道をトラックが5,6台と連なってきて恐怖だった。 城陽から宇治のあたりは新道で地形が変わっていたね。 地図の通りに歩いていてもなんか違うんだよね。
宇治は最高だった。 宇治橋で少し立ち止まって川を見ていたら、平等院あたりからの桜の花びらの嵐に攻められた。 豪華・・・。 日本の春っていいなあ・・と思う。
宿の「亀石楼」は、宇治川沿い、お風呂から桜と宇治川がみえていい感じだった。 この宿は、古い建物(100年前とか)だけれどよく手入れされている。 以前は、松下幸之助氏の愛人さんが女将さんをつとめられていたという話だ。
3時すぎに着いたので、荷物をおいて三室戸寺を打ちに出た。 往復4キロ、寺は静かな雰囲気のいい寺だった。 5時すぎに戻って、一番ににさくらの見えるお風呂にはいる。 もう極楽だ。 私があがったら、京都からという、60年代くらいの女性6,7人が入ってきた。 「すいませんなあ、うるさいおばさんたちで・・・」 最後に浴衣を脱いだおばさんが、椅子で休んでいた私を見ていった。 「いいえ、うるさいうちが花ですよ・・どちらからですか」 「京都なんですよ、近いとこで、しゃべり倒そか、ゆうてきたんです」 なんかいいですね。
明日は、難所だ。 山越え、谷越え、で、上醍醐のMさまからも身体に気をつけてというメールをいただいた。 少し心配だ。登りが苦手な私だから。 9時24分、サンマさんを見ながら笑いながら書いている。 もう寝よう。昨日遅かったし。 明日も晴れるかな、晴れてくださいよ。
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