世界お遍路 千夜一夜旅日記

2002年04月05日(金) 第99夜 ★ 西国徒歩巡礼 JRむこうまちで打ち止め ★

昨日も日記をアップせずに寝てしまったので、5時30分に起きてする。
支度をしていたら、7時前に朝食を宿の女将さんが持ってきてくださった。
ホントは8時が朝食なのに、私のために早く用意してくださったのだ。こういうのは西国巡礼では初めて。
炊きたてご飯、卵焼き、ほうれん草のお浸し、お豆腐、味噌汁、海苔、京都らしくおつけものは三種。久しぶりにきちんとした朝食をとった。
7時20分、女将さんが見送ってくださる中を出た。早朝の冷たい風が気持ちいい。すでに家の前をはいたり、打ち水をしている人あり。挨拶すると、ちゃんと返事が返ってくる。京都の町屋の規律がある。挨拶に返すべし・・たとえ知らない人にも。

予定通り、8時少し前に革堂さんにつく。
老齢の尼さんが納経所におられて、げんきないさつをかけてくださった。見ればなんかお食事中・・・。お参りをして、お話をする。37年前にあるいてお参りをした話を聞いた。そのころから、歩く人はもうあまりいなかったとか。。尼さんは、別れ際にがんばってね、今日は朝からいい人にあった、機嫌よう一日ができるわ、と握手をしてくださる。

8時半すぎに六角堂さんを打って、タクシーで雪舟展を見るために京博へ。
ひゃーもうならんでるぜ。
チケットを買って中に。こういうときの私のやり方は、まずは人の少ない奥から見ること。
80代の長命を保った雪舟だが、確かに明から帰ってからの絵は変わった。
力があふれ出ている。
禅僧絵師とは、つまりは職人。
その描きわけに感心。
タッチの荒っぽさと構図のおもしろさにこの人の天才があると感じた。

人をかき分けて逆流して出た。
もう、そとは長蛇の列だ。
六波羅屋の女将さんから、雪舟は2時間待ちだから開館とと同時にいかはるんがいいですよ、といわれてそのとうりにしたのだが正解。

また烏丸六角に戻って歩く。
六角通りは昔すんでいたところ。なつかしかった。だいぶん、変わっていたけど・・・

東寺で昼食。
御影堂でお参りをして、1時出発。
2時10分、予定どおりにJR 向日町着。
今日のコースは西国街道だった。

18切符でひたすら東に、帰宅は、日が変わって、12時5分。
ご無事でご苦労さん、ありがとうございました。
そしておやすみなさい。
つかれましたわいさ。



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