| 2002年04月23日(火) |
★リアルタイムお遍路日記 27番神峯寺まで★ |
5時半起床。山に囲まれた外の様子は、どうもぱっとしない。今にも降り出しそう。 昨夜用意してもらったおにぎりを1個食べて、出た。フロントには男性一人。まだ寝静まっている感じだ。 外に出たとたん雨が落ちてきた。あわててもう一度中に入って雨具を着る。 ネットでこのへんの天気予報を調べたときは曇りで、降水確率は低かったんだけど・・・・。 「安田あたりも降っていますかね」と、フロントの人にきいたら「このへんで降ってもあっちは晴れていることがありあります」との返事。その言葉にかける。 身支度をし直しながら、その人と話す。 きけば、バス道路ができてバスが走るようになるまでは、森林鉄道(木材運搬用)が走っていて、みんなそれで町へ出たらしい。 「じゃ、歩かなかったんですね」といったら「いや、森林鉄道は木材運搬用ですから、命の保証はないですよ、実際、急カーブで振り落とされて亡くなった人もおります」 それでなければ20キロを歩いた、という。 バス停にいたら、年輩の女性が一人。 挨拶をして「いいとこですね」といったら、「寂しいとこです」という返事。うーむ・・・・・ 6時55分のバスに乗るために高校生たちが集まってきた。みんなあいさつをしあっている。いい景色だ。 男性が一人ジョギングでいく。なんか、山里に似合わないような・・と思っていたら、さっきの女性が「お医者さんじゃ」と教えてくれた。
予定道理、7時33分、安田JA前。昨日のところだ。 歩き出す内に雨は激しくなる。 荷物を背負って登るのは初めてだ。 今までは、宿にまずにをおいて、それからだった。 それでも、昨日の温泉効果か、足が軽い。やっぱり、2会温泉にはいるというのはきくんだよねえ。 途中で、お寺の庫裏を作っているという大工さんの作業場で休ませてもらう。そこに来たのは、逆打ちのおじいさん。道がよくわからんし難儀しているという。一度など、崖から転げおかにてめがねととけいをなくしたとか。どんな迷い方をしたんだろうか。
9時過半すぎにお寺着。 背中に荷があったけれど、あまり疲労感を感じないで着いた。 しかし、お寺は車お遍路のラッシュ。まあ、ピストンで、ハイヤーが運んでいたからね。おいしいお水をいただいてからゆっくりとお参り。 その後、初めて神峯神社に登る。 下はお遍路さんラッシュなのにここは深閑。900年の楠、600年の杉などがすごかった。古さびた、たぶんお寺より古い神社だ。灯明岩もあった。
降りていくとさっきのラッシュは嘘のように引いてのどか。納経をしていただいて、歩かれているから、とコーヒーとお菓子のお接待を奥様からいただいた。 朝の残りのおにぎりを食べながら休む。 奥さま寄ればあの神社あたりは、ここのように水が出ないという。 ふしぎな話だ。 お礼を述べて辞す。 雨も上がりかけ。
途中、野宿のおじさんに会う。 昨日はあまり寝ていないという。 何と、御霊跡あたりのバス停も野宿の人でいっぱいなんだったとか。ふーん。 気をつけて、無理しないで、といって別れる。
打ち止め。12時19分のこう知恵奇異機のバスで出た。 空港でkさんとお別れ。 ありがとうございました。
私は高知駅から松山へ。 yH泊。 道後温泉のあと、おいでんやでビールと地酒でかんぱい。おいしかった。 YHでpcをやっていたら、スイス人為電話をかけてくれと頼まれてかけた。 福岡から来たおじさんから、奥さんが不作だった。息子がかまってくれないという愚痴を聞かされた。
明日は、周防大島へ行く。
|