世界お遍路 千夜一夜旅日記

2002年05月18日(土) ★湯浅まで★

夕べは一晩中降っていたが、久しぶりの晴れだ。ありがたや、だ。
宿発6時40分。挨拶をしようとしたが下には誰もいない。仕方ないので、置き手紙だ。書いて出たら、ひょっこりとおばさんにあった。改めて、お弁当をいただいたお礼を述べる。
「気をつけてな」とおばちゃん。

まずは近くの塩屋王子による。
立派な神社だった。美人王子ともいうらしい。お祭りしてあるアマテラスさんの神像が美人なんだそうな。美人の子どもが授かる御利益があるのだとか。

ささやかに熊野古道の印。みちびいてくれる。ショートカットしようとすると間違えたり、わかんなくなるから今日はとことん古道に沿うことにしている。それにしても体が重い。昨日の疲れがある。

次は王子に寄りながら道成寺を目指せ、だ。
わかりやすい道、何しろ日高川に沿えばいい。
着8時50分。予定どおりで何とか動いている。足が痛いのだが、よくやっていると自分ぼめ。境内下で、日曜市のおばさんたちとはなす。

いよいよ、道は山に向かう。
少しずつのぼり、きょうの難関、鹿ケ瀬峠への道程にはいる。
あついし、体が重いしでとことこ状態で歩く。まあ、歩き続けたら着くんだし、の心境だ。
12時前、夕食を摂り、やがて熊野古道最大の石畳道が残る峠だ。
誰もいないが、とぐろを巻いたまむし君に出会う。一瞬息が詰まるがしずかにとうりすぎた。
ああーこわかった。まむしよけをお願いしたM氏のことを思い出してしまった。

難関とはいいながら、私的にはむしろ楽な道。予定タイムより、30分も早く越した。
降りるといよいよ湯浅。本日の終点だ。
4時36分の電車で、大阪へ。
あすは四国でお遍路だ。
楽しみ。


 < 過去  INDEX  未来 >


moheji.s [MAIL]

My追加