世界お遍路 千夜一夜旅日記

2002年06月22日(土) カラスの眼は進化している?

昨夜は、sakurannkoさんが、夜中に、元気いっぱいに来た。
ああ、おばさん不良だ、といったら「そうよん」なんて、お酒のはいった顔が輝いていた。
きれいだよん。
不良できるうちが花よ、やろね。
 
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昨夜は、根を詰めて考えたいこと、構成したいことがあって、終夜起きていた。
時間が切れると、思考の集中も続かないような気がして。

夜中に起きているとこの頃すごく不気味なことがある。
それは、カラスだ。
啼くんだよね、深夜に。「ガア、ガア」って。ガ、と濁るので、ハシブトカラス(でかいヤツ)と思うが、鳥って、鳥目というくらいで、夜中はきかないし、寝ているはずなのに・・・。
明け初めてきた朝方ならわかるけど、夜中の2時頃に啼かれると、「どうしたんだ?もしかして、カラスは進化してるんじゃないか。眼が人間のように夜もきくようになっているんじゃないか」と思う。
町中に「真の闇」がなくなって久しいし、だとしたら、カラスの眼だって、そういう環境に合わせて進化するよねえ。
わたしはこのまま行ったら、ヒトも早晩、恐竜のように滅ぶと感じる。だけど、その後の世界はもしかしたらカラスか?
カラス、賢いもんなあ。

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天気は曇り、肌寒い。
午前から午後、仕事を少し。その後、本を読んでいたら、またしても寝た。
白洲正子さんの「西国巡礼」。この本、さしたる厚さもない文庫なのに980円もした。これは、文庫の値段じゃないよね。白洲さんの文は好きだけど・・・。

起きて、鏡で見たら、顔に座布団のシワが残っていた。トホホ。
こういう、ささいな日常に自分の「年」を感じる。

7月始め、また四国、末にはヨーロッパだし、それまでにやるべきことはたくさんあるのにこのままでいいのか?
そもそも、旅のスケジュールさえもできていない・・。

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室蘭のY氏よりのメール。
「私はサウジに行けません。すみません」
このきまじめさ、好きだなあ。(^^)

室蘭は気温15度あたりをウロウロで、エゴマくんが大きくならないらしい。
エゴマは、母用に徳島の「脱サラ百姓 今関さん」から頂いて来たもの。
母が骨折で畑が十分にできないので、彼に育ててもらうことにしたゴマくんだ。寒いので、有機肥料が効かないのだという。
(有機肥料ってそういうきき方をするのね、という感じ。要するに発酵しないということか。今関さんによると、Y氏は立派なプロの百姓だという)

室蘭発大洗行きの東日本フェリーがなくなったらしい。
室蘭。鉄の町としての黄金時代は今いずこ、だ。
去年の夏、室蘭でホエールウオッチして(不作、カマイルカの群れが見えただけ)
八木先生の記念館に行って、夜は室蘭八幡宮(ここ、鯨八幡ともいう、昔漂着した鯨を売ったお金で社を新築したから)のお祭りでお神楽見て、もちまきで御神酒までもらって。
彼に終日つきあってもらって、私はフェリーで帰ってきたんだった・・・。
楽しい一日だった。
朝捕りイカ定食がうまかったし。
大皿一杯になるほど大きなカレイ(う、このカレイの名前忘れた)がうまくて、お腹いっぱいになったっけ。
またいつかフェリーに乗って、鯨八幡の「鯨神楽」を見に行きたいと思っていたのに。
私は船旅と鉄道の旅が好き。
飛行機が一番きらい。
船の揺れに身を任せていたら眠くなる感じがたまらなくいい。
水にいた頃の人間の遺伝子を刺激するのかな。

高知行きのサンフラワーがなくなったことも悲しいけど、東日本フェリーがなくなったこと。これも悲しい。


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