| 2002年07月29日(月) |
スワードへ・そして6時間クルーズ |
スワードは、キーナイフィヨルド国立公園観光の拠点だ。 今日はそこに1泊。 目的は、クジラを見る、シャチを見る!! 朝、6時45分のモーターコーチなので、静かに支度をして6時15分にYHを出た。 バスの出発場所であるイーガンセンターの前にはすでにアメリカ人のおばさん4人ぐみがいた。 「あなた達もスワードに行くのですか?」 と聞いたら、ヤー!と元気なお返事。 どこの国もおばさんはお元気ね。
7時前に動き出したバス、市内を抜けて森林を両側に見る道路を走る。 しかし、ここはアメリカ。実によい道路、快適だ。 時々アラスカ鉄道と交差する。 見ているうちに帰りはバスをキャンセルしてあれで帰りたくなった。 10時前着。 小さい町だが、やけにあたたかい。風もないし。 フィヨルド湾の奥のせいかな。 予約してあった港の真ん前のモーテルにチェックイン。11時過ぎに、クルーズのバウチャーをチケットに替えて、「グレイシア・エクスプローラー」という名前の船に乗船した。11時半、6時間のクルーズの始まり、始まり。 お客はかなり満員。 インド人の団体がいる。 出てすぐに、アザラシがいた。 何でもすぐにいる感じがする。 まずは昼食。 パン、ポテトチップス、チキンナゲット、リンゴ、ス−プ、ココア、そんなものを順番にもらいに行く。 私のすぐそばにはアメリカ人の親子がいたんだけど、厳格に順番を守る。 それも、親が行きたがる子どもを静止して、あの人の後って感じで。 その辺は日本の甘い親とひと味違う気がした。
お昼が終わってすぐに、アザラシのコロニーを通過。そして、いよいよお待ちかねのキラーホエール(シャチ・土佐ではサカマタという)の登場だ。 少なくとも4頭はいる。1頭は小型なので、もしかして子どもか? 結構頻繁に身体を出す。 白と黒のストライプの美しいこと!!そして、あの独特の背びれ。 キラーホエールの名の通り、シャチは海の殺し屋と思っている人は多い。しかし、あのほかの鯨にない美しさ、家族愛の深さ、狩りをするときの統率のとれた動き・・私はシャチをもっとも好きな鯨類のひとつにあげたい。 その美しさに惚れます。
シャチが出たのでお客は大喜びなのだが、追いかけていくうちにハンプダック(ザトウクジラ)も出た。 *注 ホエールウオッチャーは鯨が現れることを「出た」と言う。 補食の最中。オキアミだ。 しきりにあのアコーデオンのついたでかい口をパクン・パクンとやって大暴れしている。何しろ15メートル級が暴れるのだから、迫力だ。 独特のわきビレをひらひらさせて、ペックスラップしている。 船の客たちは「バイバイ」「バ〜イ!」などと喜んで大騒ぎをしているが、あれはバイバイではないのだぞ。そばにきたキラーホエールへの威嚇だ。 おじずにシャチさんたちは静かに落ち着いてハンプダックに近づく。 ボヤボヤしていると、自分の半分しかないシャチにザトウもかじられるのだ。 ハンプダック、ますます暴れる。 そうすると、アクションがものすごく派手になる。 大受けだ。 私も楽しみました。 と言うか、鯨好きには願ってもないドラマチックなシーンなのでした。
やがて船は、巨大なハーデング氷原から舌状にせり出すホルゲイト氷河を目指した。 途中、海辺にグリズリーがえさをあさりにきているのが見えた。 ホルゲイト氷河は崩れ落ちる、絶えず。 内部から押し出してくる音はまるで発破をかけているような、ドドン、ドカンという音。そうして、ガラガラと氷河が海に崩れ落ちていく。 美しい崩壊だが、一方で不安になる。何だか、地球の崩壊もまた近いような気がして・・・。 ホンの30分ばかりの間に何回も崩れた。 船の客たちは静かに見守る。 何を感じて静かになったのだろう。
船はゆっくりと崩れ続ける大氷河を後にした。
帰りはアザラシやトドのコロニー、海鳥を観察した。 イルカ(多分ホワイトブレークドルフィン・・アイスランドで見たヤツ)がたくさん出てきて舳先で波乗りをして遊んでくれた。 ウイヤツ、ウイヤツ・・ありがとうさん!!
疲れたが、とっても楽しい6時間クルーズでした。 なんてたって、鯨としゃちのドラマをみたし、満足、満足だ。
久しぶりのプライベートルーム。 つかれていたので、頭を使うレストランはやめて、近くにあったサブウエイでサンドイッチをテイクアウト。 ああ、爆睡。
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