ウェブ日記
2007年01月31日(水) フランシュフック3日目
フランシュフック3日目

11時過ぎ出発。村中を一日中歩き回る。

昨日訪れたユグノーチョコレートで保冷剤を返却したら 混血の女性の店員が喜ぶ。

その後ある写真店(コダック)でインターネットを利用したけど、 日本語フォントがインストールできなかったうえ Firefoxが使えないし、 インターネットエクスプローラ(IE)がブラウズ中固まるしで散々な目に。 ファンダンゴはちゃんとしていたのね。

村から東に少し外れた所にある ユグノー博物館を訪問。 ユグノーとは近世のフランスのプロテスタント教徒のこと。 信教の自由を認めたナントの勅令を フランス王アンリ4世が取り消した(revoke)ため 信教の自由を求めてユグノー達が国外へ脱出、 オランダ等でなかなか職が見付からず、 代りにケープタウンを往来する船に食糧を供給するため 農業の需要があった 南アのこの地に開拓民としてやって来たのが この村フランシュフック(Franschhoek、直訳はフレンチコーナー)の始まり。 館内の展示の案内は英語、アフリカーンス語と歴史的背景からフランス語で表示。 私は知っていたが、 歴史の項目では南アの原住民はコイサン族 (ホッテントットやブッシュマン)と書かれてあった。 開拓民に奪われた土地を奪い返すため何度か戦争して敗れた後、 彼らは伝染病(確かsmallpox)でほとんど全滅。 だから現在南アでたくさん見かけるコイサン族以外の黒人は原住民ではなく、 白人達と同じくらいの時期に南下してこの国に来たのである。 ちなみに展示によるとホッテントットとは彼らが踊るときの囃子言葉が訛ったものという。 また彼らが病気で激減し他の部族やグループに同化されて、 彼らが使い始めた言葉がアフリカーンス語に進化したという。

卵3個使用というオムレツがおいしそうだったので 博物館内のカフェCafé Antoinetteで昼食に頂く。 メニューによると卵3個が使われているという。 スプリングボックのハムと、 確か茸のフィリング(オムレツの具)を注文。 応対した混血の女性店員の勧めで Eikenhof Cabernet Sauvignonと楽しむ。

その後博物館隣のユグノー記念碑を訪問。 入場料は博物館、記念碑ともそれぞれ5ランド。

次の訪問地への足と是非行きたいワイナリーへの足を手配。 後者の費用は100ランド。

村に比較的近いGrande ProvenceとFranschhoek Cellarワイナリーを訪問。 前者ではケープダッチの家Jonkershoekに入り感激し、 Angel's Tearsという安いワインの中のソーヴィニョンブランが ほんのり甘く香り高くて最も印象的だった。 後者ではあまりにたくさん試せるワインがあったので、 安いものを味見。 テースティング料は5種15ランド。

SPARスーパー(日本ではコンビニだけど、 こちらではスーパーマーケット)で買物して帰宅。 酒屋のコーナーでたくさんのワインに見とれる。 豪州同様ほとんどが国産。 今回はビールだけ購入。 ピルズナーウルケル(有名なチェコのビールで南アのビール会社の傘下にある)が6.7ランド、 ヴィントフックラガーが4.79ランド、 カースルミルクスタウト(ロング缶)が7ランド。 ビール小瓶が約85円、豪州での値段の半分未満とはオージーは信じまい。


ハッピーパイパー
前の日記次の日記目次 古い日記(2000年9月〜2006年12月)の目次メールホーム