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稽古場にて、嫌な事件あり。家に真っ直ぐ帰る気がしなかったので、事情のわかるプロデューサーW氏を呼びだして、蕎麦と日本酒を前にしゃべるまくる。
午前1時過ぎ。本日は家にいない同居者Mを訪ねて深夜の町を歩く。ひたすらに飲んだ後のわたしと、今夜は仕事で一滴も飲んでいない彼。 慰撫されるために行ったのに、簡単に思いを共有してくれることもなく、好きあってようやく一緒になれたと思っていたのに、わたしたちは相変わらず勝手にそれぞれ生きていて。
逆に分かってもらうことよりも、それが慰撫ならぬ鼓舞になる結果。
最後はタクシーに押し込まれて帰る。それもまた愛情や否や。
どんなに愛していても、どんなに大切に思われていても、他人は他人。だから面白い。そしてまた、先に何が待っているか分からない。
自分が自分として生きていくしかないだろう。きっと。
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