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2002年11月15日(金) 先へ、先へ。

●今は次の仕事の準備期間。まだ現場に入るまでには時間があると思っていたら、なんだ、もう1週間もないんじゃない。時間のある内にやっておくべきことが山積みだったので、やおらあせり、机の上に本を積み上げる。

●もういい歳だから、そろそろ自分の作品を創る時期にきているわけで、その種を見つけたり水をやったり、という作業が必用。気になっていたものを読み直しながら、自分の見たいものを夢想する。

●来年はロンドンで大きな仕事がある。自分のあまりもの英語力低下に愕然としているわたしは、久しぶりに英語の参考書を開いている。18歳の頃、あの頃、これでもかと言うほど覚えていた単語は(もともとわたしはがむしゃらな作業に向いていたので)、何処へいってしまったのやら、忘却の彼方。空しい。
 それでも、外国語の勉強が、コミュニケーションへの熱き欲望から始まるというのは、日本語以外に興味のなかったわたしにとっては嬉しいことだ。まあ、どこまで取り戻せるか、それも、英語を話す機会のまったくない生活で。

●なんだ、旅行を回想してる暇なんてないじゃない。うーん、まだ先へ先へと急ぐことしか叶わない、発展途上のわたくし、といったところか。

●それにしても。恋人不在の時間を、ひたすら勉強して過ごすなんて、わたしも面白みのない女だな。
 とも思えるし。
 こんな時に、時間を忘れてやることがあるわたしは幸せ。
 とも思えるし。

 まあ、何にしろ時間がない。少しでも、先へ先へと進んでいこう。


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