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2003年02月13日(木) 新聞の効用。

●今、我が家は、読み切れないままに積み上げられた新聞で埋もれている。出かける時に鞄に入れて、車中で読むのだが、座れた時はすぐに眠ってしまうので、半分も読めない。で、もったいなくて、古新聞の紙袋ではなく、テーブルの上に積まれていく。
 これをいつかまとめて読む日が来るのかしら? と思いつつも、積み上げる。なんだか、自分だけ情報から取り残されていくみたいで、悲しい気もする。時間があって、詳読している時には「つまんないから取るのをやめようか」と思うのに、こういう時ほど、やめる気になれない。おかしなものだ。

●忘れてしまうのが怖いんだろう、きっと。
 今、自分がいるところがすべてではない、ということを。
 本を読む時間もないこの暮らしの中で、すべての人生の同時進行の中、毛ほどの一筋を自分がたどっているに過ぎないことを、簡単に、毎朝定期的に、思い出させてくれるのが、わたしにとって一番の、新聞の効用なんだろう。

●今夜は、靴下がきれて、深夜の洗濯。ベランダで、午前1時からまわり始めた、わたしの洗濯機。これを始末するまでベッドに入れない。
 洗ったり、汚したり、毎日は、やっぱり大変なんである。


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