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●休日を過ぎ、仕事場へ赴くと、もうすっかり仕事しか頭にない人に戻っている。本番をランニングしながら、かつロンドン行きの準備をしなければならないので、夜1回公演の日も、ほとんど稽古や打ち合わせで埋まる。そうそうは休ませてもらえない。まあ、それも5月までのこと。これが終わったら、この1年まったくできなかった自分の勉強にどっぷり漬かりたい。勉強って言ったって、まあ、半分は遊んでいるようなものなのだけれど。
●温泉にいきたい! と、ふと思う。家に帰り着くのがいつも1時頃で、2時には寝ないと、わたしの健康を保証してくれる6時間の睡眠がとれない。なんだ、自分の時間は1時間しかないんじゃないか。その上飲んで帰ったりするものだから、もう、大好きなお風呂につかる時間なんてありゃしない。どっぷりあったかいお湯につかって、上げ膳据え膳で食事して、恋人としこたま酒を飲んで、人にしいてもらったお布団で夜通し本を読んで……。うーん、実現の見込みは薄いけれど。 とりあえず、今のところいちばん喜び溢れる瞬間は、あったまった電気毛布の中に、ひとり本を持って滑り込む瞬間だなあ。まあ、そんなもの、現実は。
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