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| 2003年06月01日(日) |
偏頭痛なんて何処へやら。 |
●最近妙な時間に気まぐれに睡眠を取るためか、起きたとたん嫌ぁな感じの偏頭痛。時間がたってもおさまらないまま劇場へ。 ●コクーン歌舞伎の最終通し稽古。見始めると、さっきまで気になって仕方なかった頭痛がどこへやら。楽しい。文句なしに楽しい。芝居好きの心がびんびんプロセニアムを超えてくる。見せるところはたっぷり見せて。チャイルディッシュな遊び心と、大人の真情と。 終幕なんて、お尻が椅子から浮いちゃうくらいに楽しんでいた。 それにしても、勘九朗さんって俳優は本当にすごい。芝居への愛情と、遊び心、深い情感。そこまでかってくらい、自分の体をはってくる。お客さんが楽しんでくれるなら、やりますよ、どこまでもやりますよって気概が伝わってくる。 舞台稽古だっていうのに、カーテンコールは大盛り上がり。いやあ、行ってよかった。見てよかった。
●東京を四月に離れてしまったプロデューサーがやってきていて、四人の女性プロデューサーと二人の女性現場制作とわたしで宴席を囲む。 芝居の話ばっかりで、あっという間に四時間がたつ。このところ飲んでなかったわたしは、たまにはね、と、飲むは食べるはおしゃべりするは、大忙し。機嫌良く帰ってきて体重計に乗ったら、昨日より三キロも増えてきた。……そ、そんなぁ……。 長野で新しい劇場立ち上げの仕事を始めた彼を、この休みの間に訪ねてみよう。何しろ、今まで、恋人と並んで、本の話芸術の話が分け合える大事な人だったのだ。近くにいなくなったことが実に寂しかった。姿形はどこから見てもちょいと禿げあがった「ニッポンのおじさん」なんだけど、ま、男は見た目じゃありませんからね。
●ホールデンはなかなか面白いやつだ。ちびちび読みながら、彼の痛くて辛い青春を共有している。
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