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| 2003年08月17日(日) |
休日。●モスクワ地下鉄の空気(鈴木常浩) |
●1週間、詰め込むだけ詰め込んで仕事して、翌日は休みだと思った途端、もうがっくり。ばたんきゅう。数ページを残すのみとなっていた本を読み切った途端、意識がなくなっていた。 起きたら次の次の仕事の打ち合わせに、別稽古場へ行くつもりだったが、なんと起きたら13時。よっぽど疲れていたんだ、仕方ない、と、自分を甘やかす。
●夕刻。恋人がやってくる。わたしのデスクでひたすら仕事をする。わたしは休日も携帯が鳴りっぱなしで、またしても仮設事務所状態。デスクを明け渡したので、食卓に資料と楽譜を並べ、やはり仕事。 夕食はすき焼き。この時期に、エアコンをかけずに鍋を囲むなんて、この夏は本当におかしい。 依然、雨は降り続いている。
●下町の現場に向かう朝、大雨の中で御輿をかつぐ祭りに行き当たった。ハッピ姿でずぶ濡れになりながら、足袋で水たまりをばしゃばしゃさせながら、声をあげて楽しむ大人たち。一方子供たちは、カッパを着せられ、「なんで雨の中を……」ってな感じで渋々着いていく。 まったく今の子供たちはヤワだなあと思っていたら、裸同然で、きゃっきゃきゃっきゃと雨中ではしゃぐ男の子二人を発見。それはもう、見ている者が気持ちよくなるほどの楽しみよう。 雨の中、泥んこになっても怒られない非日常と、お祭りっていう非日常を、体一杯で楽しんでいる。 うん、いいぞいいぞ、と、わたしも心を弾ませた。
●重松清氏の「疾走」読後しばらく経つが、ニュースを見たり、それこそ雨中の少年を見たりする時など、何かにつけ、その物語を思い出す。 この作品は、2000年7月から、角川の雑誌に連載されていたものだ。当時の少年犯罪や、舞台となっている瀬戸内海あたりの埋め立て地のことなどをネットで調べながら、感想をまとめようとするが、どうも書き出せない。あまりに気になるので、何が気になるのか知るために、もう一度読んでみようと思う。この作品の何かがわたしをイライラさせるのだが、それが何なのかがわからない。
●モスクワの地下鉄。 事が起こった時の、機密の地下鉄は、実際にある。クレムリンから、何カ所かに向かって、現行の地下鉄よりさらに深いところに。都市伝説としてではなく、モスクワ市民ならみんな知っているという、あっけらかんとした事実。 わたしの中で、「おかしな国」は、どんどん大きくなっていく。 タタールのくびきから、現代のネオナチまで。 ロシアを知る読書は、さらに続きそうだ。
●明日から。さて、また、仕事人として、ひたすらに。
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